日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

耳をすます暮らし

にほんごのひっぷ・ほっぷ

またも中古CDを買ってしまった。しまったのだが、今回はちょっとした“冒険”を試みた。大したことじゃない、今まで避けていた日本語のヒップ・ホップを聞いてみようじゃないか、というささやかな“冒険”である。hirofmix meets Japanese Hip-Hop、ということで…

或る種の「歌」はいかにして解き放たれるか

TIMERSの夜ヒット事件の他にも、清志郎はこういった「活動」をずっと続けていた。その一つに、国旗国歌法制定時期に発表したパンク風「君が代」のことがある(といっても、俺はメディアを通じてしか聞いたことがない)。このことについて、日本のロックがど…

忌野清志郎さんが亡くなられましたね

自分にとって特別なアーティストではなかったけれど、人並みに「トランジスタ・ラジオ」とか「雨上がりの夜空に」とかは好きだった。あと「サマー・ツアー」が好きだったけど、知っている人はいるだろうか。 最初に聞いたアルバムは「PLEASE」だったはずで、…

愛の終いまで踊りましょう

こんばんは、渋谷陽一です(嘘だ)。

「大切なのはマカロニ、じゃないのよ」

女性というか女の子というのは、まったく何で出来ているのかわからないところがある。むかし読んだ村上春樹の『風の歌を聴け』の中で主人公が「ねえ、女って一体何を食って生きてるんだと思う?」と問われて「靴の底」と答える一節があるが、本当に彼女たち…

just a little bit loneliness

前回紹介したエヴァリー・ブラザーズの名曲は原題を"All I have to do is dream"と言い、邦題が“夢を見るだけ”なのだが、実はこの邦題を間違えて「夢を見ただけ」と憶えていたのを、後になって気がついた。間違えて憶えていたタイトルを英訳すると"Only I wa…

クリスマス前哨戦

若い頃はひとりでクリスマスを過ごすのは酷な事だった。山下達郎の「クリスマス・イブ」が、その悲しい歌詞と美しいメロディーが、自らの孤独を、というか要するに彼女がいないという現実を、これでもかこれでもかとご教示してくれるのである。言われなくて…

11月14日・置戸町公民館・村治佳織コンサート

久しぶりに村治佳織のコンサートを聴きに行った。こっちから会場の置戸までは遠軽経由で1時間少しかかる。通常通り仕事を済ませてからだと、ちょっと余裕のないスケジュールになるのだが、この日のコンサートにあわせて代休をいただいたので、遠軽で飯を喰っ…

「誤読」してみる

昨日の続きをちょっとだけ。 Perfumeの新曲"Dream Fighter"について「結構評価が二分されている」と書き起こしたのは、ナタリーで紹介されていた"Dream Fighter"への書き込みを読んだためである。 どういう書き込みなのかはリンク先で読んでくれると助かるん…

おじさんはいいと思うの

Dream Fighter lyric&song by Yasutaka Nakata 最高を求めて 終わりの無い旅をするのは きっと僕らが 生きている証拠だから oh yeh 現実に打ちのめされ 倒れそうになっても きっと前を見て歩く Dream Fighter ねえ みんなが言う「普通」ってさ なんだかんだ…

たしかに快適なんですが。

それで、ゴンチチです。いま丁度このアルバムを聴きながら書いてます。CDにサイン書いてもらいました。gontiti 25th Anniversary CDアーティスト: GONTITI,Oscar Hammerstein II,溝口肇,Jaques Morelenbaum,Hijiri Kuwano,菅谷昌弘,金子飛鳥出版社/メーカー:…

めらんこりあ、平成二〇年一〇月、ひどく寒い秋の夜の

「かもめはかもめ」という歌がある。歌詞の冒頭にある「諦めました。あなたのことは。もう電話もかけない」という言葉を、片恋の者は何度何度胸の内でつぶやいただろう。あの曲は中島みゆきによる名曲であるが、振り向かない片恋の相手と、そんな相手への思…

名曲のゆくえ

先月の12日に書いた(おおもうそんなに経つのか)名曲"You hide something"について「七〇年代にはまだあった“ポピュラー・ソング”と呼ばれた名曲たちを思い出す」と評したのだけど、実際にイメージしていた曲のひとつにデビー・ブーンの"You Light Up My Li…

ただ俺は、この曲を今日のあなたに贈りたかっただけなんだ

You've got a friend. Lyrics and Music: Carole King When youre down and troubled and you need a helping hand And nothing, nothing is going right. Close your eyes and think of me and soon I will be there To brighten up even your darkest nigh…

星の数ほどある名曲 "You hide something"

カラオケを歌いすぎて、疲れた身体をふとんに横たえて、部屋のあかりを消さなきゃ……と思いながら眠りに吸いこまれていた時に、誰か俺を呼ぶ声が聞えてきた。 その声は、真空管アンプを暖めるのが目的の、積極的に聴くつもりのなかったアルバムの中の一曲だっ…

ひさびさの晴天でした

やはり晴天はいいですね。今日は午後からいい天気でした。こういう天気が休日に続けばいいのに。 午前中に起きたけれど、夕方の匂いがする頃まで何も出来なかった。半分無駄に過ごして、半分家事をした。 無駄に過ごした時間の中でフリードリヒ・グルダを調…

素人のわたしが見てもかっこいい

こういうクオリティの高い「作品」を見るとひとこと書きたくなる。 perfumeのアルバム"GAME"は冒頭から最後までノンストップで聞き通せる程質の高いアルバムなのだが、おれが「ああこのアルバムはただのアイドルものと違う」と前のめりにさせたのが3曲目の"G…

*[世界の車窓から]四十三歳の放浪、二〇〇八年五月六日

http://swinglike.ojaru.jp/index.html どうしてここに辿り着いたのか、もうこの文章を書いている時点でわからないのだけど。主に海外のミュージシャンの音楽をフリーで楽しめるサイトのリンク集。で、たまたまそこから見つけたのがRebecca Zapenといううら…

「春風のララバイコンサート」

中西圭三・宮本貴奈・狩野泰一の三名によるコンサート「春風のララバイコンサート」、4月第2週のチケット発売から3週間弱でよくお客さんが集まったものである(230人ほど)。関係者故最初から最後まで観る事は出来なかったけど、なかなか良いコンサートだっ…

アイドルと云う圧倒的幸福感

掟ポルシェ 実はもう誰も、アイドルポップスの中に性的な要素を求めてなんかいない。できるだけそういったオヤジ目線の性的なものから遠ざかりたいからこそ、アイドルポップスを聴いてる部分はありますよ。 ライムスター宇多丸 世俗的なところを超えた多幸感…

言葉もなく、ただ見ているだけ

さよならを言われたね 君は 初めて しあわせ いつまで続くか ちょっと心配だった それは激しく去っていった 穴の空いた心が転がっている 気高さだけ 捨てないで 夢に空く穴に 堕ちないで 1パーセントは 好きだから 昔から眺めてた 君が 変わった 若さが い…

してぃ・ぽっぷ

Night buzzアーティスト: 高田みち子出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル発売日: 2004/11/17メディア: CD クリック: 4回この商品を含むブログ (23件) を見る1曲目に収録されている「51st Street,Lexington Avenue」が聴きたく…

カッケー!

ついさっきまで全然知らなかったんだが、マーチン・スコセッシがストーンズのドキュメント映画を撮ってたんだね。いやあ、めちゃめちゃカッコいい。中学時代の俺は知が勝ってビートルズ派だったし今もそうなんだが、このストーンズは圧倒的にカッコいい。一…

父のおかげで音楽生活

先週のとある朝、7時ほぼジャストに父親からの電話が鳴る。嫌な予感がしたがそれはやはり的中した。何度消してもすぐにパソコンの画面にウィンドが浮かび上がってくる、そしてウィンドは「早く動画サイト登録料を支払いなさい」と言い募るのだと云う。もう…

エイミー・ワインハウスは確かに素晴らしい

バック・トゥ・ブラック(期間限定特別価格)アーティスト: エイミー・ワインハウス出版社/メーカー: UNIVERSAL INTERNATIONAL(P)(M)発売日: 2007/09/05メディア: CD クリック: 43回この商品を含むブログ (40件) を見る職場の英語助手の女性に教えられて初めて…

年末年始に買ったものリスト

今年はもう本は買わない、大体読んでない本が部屋に溜まっているんだから…と心に決めたそばから買ってしまった本、そしてCDは次の通り。ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/11/06…

最近はLast.FMの方が多い

どちらかと言えば悪評高い「セカンド・ライフ」をやってて面白いのは、いきなり海外の人とチャット出来ちゃったりする事だ(あれは結局チャットソフトだから、チャットの嫌いな人間は手を出さない方が無難)。まあ、そうそう会話が通じる訳ではないけれど、…

はじめてのジャズ

俺のまわりで日常的にジャズを聴く人間は多くない(たぶん薬師氏ぐらいだ。最近会ってませんな)。俺が高校生ぐらいの頃には、例えばロックやポップスよりもジャズの方が高尚だ、という気分が残っていて、音楽や小説にもまだヒエラルキー(階層)が残ってい…

札幌交響楽団第502回定期演奏会を聴いてきた

この土日を札幌で過ごした。芸術鑑賞ツアーなる事業の、まあ添乗員としてである。参加者は当日ひとり欠席のため13人。全員、リピーターである。ありがたいありがたい。 毎年一度この企画を実施しているのだが、三年続けてコンサートホールkitaraということも…