日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

クリスマス前哨戦

若い頃はひとりでクリスマスを過ごすのは酷な事だった。山下達郎の「クリスマス・イブ」が、その悲しい歌詞と美しいメロディーが、自らの孤独を、というか要するに彼女がいないという現実を、これでもかこれでもかとご教示してくれるのである。言われなくても孤独なのに、指摘されるとなお辛い。しかし人間慣れれば慣れるもので、ここ最近はそれほど辛くはなくなった。耐性が出来たんですね、ある程度。四十を越えて独り身なのはおおむね本人の責任であろう。嘆くのにも飽きが来る。
とはいえその日はやはりいつもの24日と25日とは違う訳で、気がつくとセブン・イレブンで売れ残ったクリスマスケーキを買って家路につき、ひとりで二日ぐらいかけて食べ尽くしたりする。という訳でもうすぐ今年も来ますクリスマス、神様を信じる人にも信じない人にも。大切な人へ贈るプレゼントはお求めになりましたか? あんまり多くを求めないようにね、サンタにだって他の誰かにだって。ビートルズもこう歌っている。"The love that you take is equal to the love you make. You make your love."

Christmas Songs

Christmas Songs

One More Drifter in the Snow

One More Drifter in the Snow

という訳で、本番に先駆けてクリスマスを味わってしまおうと、今夜はこの二枚のクリスマスアルバムを聞きながらブログを書いています。一枚目は緑のドレスも艶めかしいダイアナ・クラール嬢、二枚目は子ども向けに作った(らしい)エイミー・マン様。ダイアナ・クラールのアルバムが、みんなで、そして二人きりで過ごすクリスマスなら、エイミー・マンの方は一人で味わうクリスマスにぴったりですかね。何というか、暖かな家の中で過ごすクリスマスと、その窓明かりを外から見ているクリスマス、そんな感じ。