日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

してぃ・ぽっぷ

Night buzz

Night buzz

1曲目に収録されている「51st Street,Lexington Avenue」が聴きたくなって、今日久しぶりに高田みち子のこのアルバムを聴いた。特別ファンではない、たまたまこのファーストアルバムはSACDで発売されたため、その音の良さを期待して買った一枚だった。
こういう“大人のポップス”を耳にすることがなくなった、気がする。好ましいのはその肩ひじ張らない歌い方と、歌われている女性がエキセントリックな存在ではなく、今夕暮れの街を狭いアパートへと向かって帰って行く大人の女性の生活の匂いが失われていないところだ。こういう歌は、こういう歌手は、確かに北中正和が云うとおり、松任谷(荒井)由実、吉田美奈子竹内まりやの延長線上に位置するのかも知れない。
メジャーになることはないのかも知れないけれど、メジャーになった途端ファンがその変貌に悲しむのは目に見えている。次のアルバム、買ってみようかしらん。