日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

感情生活

君はやさしい人だね

昨日も今朝も快晴で、それはもちろん、悪いことではない。ただ昨日の午後、舞台準備にいそしむステージの搬入口から晴れ渡った空を見たときに、こう思ったのだ。これはいったいどういうことだ。つい先週までストーブをつけた朝があったことや、ぐずぐずと冬…

タロットカードとリーディング

タロットカード? 「煩悩百八つじゃ足りないわ」「何でそれ自信たっぷりな物言いになるかな」「当たり前じゃないもうたまんないわよ」「あんなに偉そうな人だと気づかなかったわ今まで」「売れ残ったらだってさー」「たまんないわー」そんなある夜のテーブル…

名前のない青空

黄金週間後半の折り返し点を曲がった日曜日、オホーツク海側のこの町もようやく晴れた。先週からの連休前半から「忘れる気でいるんでしょ、そうはさせないんだから」と恨みがましく、春五月の天候は冬のそれに逆戻り、ほんの昨日まで道路は雨雪で黒く濡れて…

メラニン色素

「それがメラニン色素」「ああ…ジャガイモがこういう色になったの見たことあるわ」「中学校の実験」「美味しいわぁ、メラニン色素」「何か作る?」「十分すぎるけど」「何か食べようかな」「知ってる? 食べると太るんだよ」「腹立つ。あんたに言われたくな…

習慣化って凄い

お早うございます。前日旭川から帰ってきたその疲れのせいで、昼近くまでずっと寝てしまった。珈琲でも飲もう……と思ってから、まだ体が思うように動きません。そのため更新が遅れたのですが、しかし習慣化ってちょっと凄いですね、ブログを更新しないことに…

一年経ちました

去年の4月最初の日曜日にブログのタイトルを変え、その時に決めた「毎週日曜日にブログを更新し続ける」を守り切ることが出来た。一年更新し続けたご褒美に取りあえず来月から6月までは休もうかと思っているのだが、この期に及んでどうしようかと、まだ決め…

気ままな暮らし、気ままなおしゃべり

片手に珈琲サーバーを持って弟は、小ぶりな食卓の椅子に座るとこんな話からはじめる。 「ひどい話だ。ロケットニュースのこの記事は見た?『パパママ必見! 「適切でない褒め言葉は数年後の子どもの考え方に悪影響を及ぼす」という研究結果』。こんなタイト…

本の森を歩く

むしゃくしゃして、でも適当な発散法も見つからず(脳内シミュレーションするとどれも淋しい結末になるのだ。年は取りたくないものですね)、どうするあてもなく車を北見へ向けて走らせていると、右手にコーチャンフォーが見えてきた。買いたい本も雑誌も雑…

他愛の無い話をひとつ

最近、ネットで知ったフランスのロワイヤル・ド・リュクスという……しかし、これは何て言うんだろう、アートとしか言いようのない彼らの作品を、DVDを借りて観ている。 凄いでしょ。凄くないですか。こんなことが子どもの頃に自分の住む街で起こったら、いつ…

今週のお題「2012年、どんな年だった?」

はてなダイアリーを使い出して……と調べてみたら、もう10年以上使っているではないか。長いこと使っているのはわかっていたつもりだが、まさか10年超えていたとは。これはもう立派な「はてな村民」だと思うのが「はてな村民」の使い方を間違えているだろうか…

また、雑木林のことを思う

今朝になって、また雑木林のことを思い起こした。もう雪も降ってしまったこの町だけど、想像する雑木林はいつもその一歩手前の晩秋だ。 はじめて雑木林に憧れに近い感情を抱くようになったのは、たぶん村上春樹の小説『羊をめぐる冒険』の、有名な「水曜日の…

会話が一番の贅沢品である

たしかに寒い日が続いていたけれど、気持ちはまだ秋、秋の終わりと強がっていた。けれどもついに雪が、正しくはみぞれが降った夜のこと。 最初の一杯のビールがスーパードライであっても、テーブルに料理が並べられれば文句はない。どうせすぐ日本酒に移るの…

孤独に走ろう

ここしばらく…9月末からランニングをしないでいる。それまではまぁ定期的に走っていた、確か一度10月に入ってから走った筈だが、それが10月のいつだったか、ぱっと思い出せない。事情が事情を呼んで旭川ハーフマラソンに出場出来なかったのも、仕方がないと…

最近思うことのひとつ

ここしばらく毎土曜日、実家のある町に戻って両親と会っている。また平日に休みをいただき、母を通院させたりすることもある。 そのたびに両親以外の高齢者を目にするのだけれど、これほど介護を要する高齢者がいるのか、そして、その命を支える職員がこんな…

我はドン・キホーテ ラ・マンチャの郷士

発端は、深夜のYoutube地獄のとば口で聞いた新妻聖子だった。*1 彼女の名前を耳にした事がある、という程度の知識だったけれど、この「ラ・マンチャの男」を歌う彼女を見てすっかり心惹かれてしまった。歌が上手いのはミュージカル女優なのだから当然として…

問い:この文章の大意を述べたものを選びなさい。答え:3番「何にせよ先を取るのが大事である」(10点)

ある種の洗練、としか言いようがない表現がある。たとえばこの、コンビニエンスストアのトイレの壁に貼られている「いつもきれいにご利用いただきありがとうございます」である。 その表現の当初は、たとえば「便器を汚さないで下さい」という直接的な禁止を…

いつも色々なことがある

それでも大切なひとを大切に思いながら生きていけたなら、きっと大丈夫……かな。 行ってきます。

他に取り換えがきかないこと

話のついでだから言っちゃうけどさ、右側の人たちは「日本はこんなに優れている」「世界に名だたる国家である」って称揚するじゃない? でも俺はそういう発言を聞く度に「それがあなたたちにとっての愛国心の発露なんですか?」っていつも思う。「あなたたち…

「詩」について

いつかここに「詩」が登場することになると思う。

今朝の花

久しぶりに川瀬敏郎の花を飾ろう。最近、トイレの読書用に置いてある古い「芸術新潮」に川瀬敏郎が出ていて、今更ながら驚いた。書家の石川九楊、評論家の福田和也、そして川瀬の三人による鼎談で、結構読みでがある。

少女たちへのシンパシー

かしまし・い 4 【▼姦しい/▼囂しい】(形)[文]シク かしま・し 耳障りでうるさい。やかましい。かしがましい。 「―・く騒ぎ立てる」[派生] ――さ(名) 漢字辞典 Weblio辞書より引用 ご存知の通り、インターネットには有名な二つの地獄がある。Wikipedia地獄…

「私…あなたのこと、前から…」

…などと女性から言われる経験はもう持てないんだ…と諦めていた、というかそんな願望をまだ持っている方がおかしいのだが、年度が変わり人の入れ替わりがあり、休憩の際には駄話のひとつふたつをひり出して、言葉の応酬相手の対応、結局仕事は人間関係、たが…

ねえきみは子どもみたいだよ

こんな風にささくれ立っている時、その笑顔がどれほど塞がれた心をやさしく、開いてくれるのか、本当は知らなかったんだろう。 *1 “にこにこ顔 しかめっ面 君はお天気屋さん 笑顔がほしい 僕のこころ いつでも君のもの” “猫の目 君の顔 くるくる変わるたび …

ポコちゃん18歳

帰宅すると自宅の前に軽自動車が停まっていて、車内には案の定ポコちゃんがいた。 車窓を開いて「サワラもち、持ってきましたよ」と袋を渡そうとする。 あがってかない? hirofmixさんの部屋汚いから遠慮します。それにあたしが家に入ったら絶対押し倒そうと…

あなたはどんな約束を交わしていますか

自分自身に交わす約束を、ほぼ毎日のように反故にしてしまう。そんな毎日である。時に朝の目覚めは残酷である。 けれども、とりあえず一歩でも前へと踏み出せるよう、破れそうな約束を自分自身と交わすのを、止めてしまわないように、忘れてしまわないように…

俺もブログのファンを増やしたいと思うのだよ

いきなりのことで何なのだけど、某知り合いのブログが熱い。リンクを貼るまでもないので話を先に進めるが、熱いというかほぼ毎日更新されていて、日常のことをまあよくここまで晒すものだと感心することしきりである。反応も様々耳にするが、何しろ彼ら彼女…

素敵な音楽さえあれば

新年あけまして…なんて、あれよあれよという間にもう1月も終る。時折ここをチェックしてくれる皆さん、本年2012年も変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。 なかなか気が塞いで文章など書く気持ちになれずにいたのだけど、ついさっき、ポール・マッカー…

さよならぼくの子ブタちゃん

(もう結構前に書いた文章なのだけど、読み返してみて、もう晒してもいいだろうと思った。メリークリスマスイブ) 彼女はグラマラスで、鼻がペチャンコだった。その姿はぼくに、端的に言って豚を連想させた。彼女が特別デブだったという訳ではない。確かに美…

せっかくですので

今日の花は御前橘(ごぜんたちばな)である。聞いたこともない花だが良い名前である。川瀬敏郎氏の「一日一花」であるが、またかよなどと思わないでほしい。前回の小真弓同様その赤が好ましい。

小真弓の赤

またも川瀬敏郎氏の「一日一花」に登場願った。小真弓の赤が好ましい。 インターネットのコンテンツだから気がつかなかったけれど、よくよく考えれば毎日違ういけばなを拝めるというのは、贅沢極まりない。そんな手間ひまをかけて花をいけるなんて、いけばな…