日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

孤独に走ろう


 ここしばらく…9月末からランニングをしないでいる。それまではまぁ定期的に走っていた、確か一度10月に入ってから走った筈だが、それが10月のいつだったか、ぱっと思い出せない。事情が事情を呼んで旭川ハーフマラソンに出場出来なかったのも、仕方がないとはいえ残念だった。
 ご存知の方はご存知なのだけど、僕は人と歩調を合わせるのがあまり得意ではない。合わせようとしても、勘所を掴めてないらしく、結果、合わない。ようするに空気の読めない人間なのだ。もう50にもなろうという男がKYというのはなかなか痛い。周囲も耐えられないだろうが「ああまた空気読めてなかったのか」と後悔する当人もまた痛い痛い痛い。
 そういう団体行動の不向きな人間に出来そうなスポーツといえば、ランニングぐらいじゃなかろうか。時間のある時に走ればいいのだから、誰にも気兼ねはいらない。
 しかし弱い心はいつでも走る気持ちを萎えさせる。天気が悪い風が冷たい寝ていたい。そういう時でも、同好の士と走るという「枷」があれば、無理なくランニングを継続出来たかも知れない。そうも思う。
 しかし今は、孤独に走ろう。いや、孤独っていうほどじゃないです本当はね。現実的にも、走っている人、歩いている人とすれ違うことが去年より増えた気がする。そういう人と走りながらすれ違うのは、何となくいい感じだ。あああなたもランニングの面白さを知ってるんですね、なんて勝手に思ってしまう。今はその程度の“連帯感”で十分である。なのでこれからも、しばらくは、ひとりで走り続けたい。でも寒くなったなぁ本当に………
 そいうえばあの、高齢者夫婦と思しき男女がつまらそうにウォーキングしているのは、何とかならないものだろうか。もうちょっとおしゃべりでもしながら楽しく歩けばいいのに、なんて思います。