日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

本を読んだり読まなかったり

また散財する

今日から新しい事務所で働く hirofmix ですいや先週は散々な週ではあった。それでも息してる毎日。 日曜日にしんぼうたまらず旭川へ行く。戦利品は次のとおり。 ■「新装版 現代詩の鑑賞101」大岡信編:新書館:定価1,400円+TAX 近ごろ詩づいています。で…

何故これは「詩」なのか

「亡き王女のためのパヴァーヌ」を聞いていると ぼくは一生ひとりで暮らす方がよかったんじゃないかと思う そば粉のパンケーキを焼いてメープルシロップをかけて ひとりで食べる自分の姿が目に浮かぶ 改行 友達なんかだあれもいないのだ もちろん妻も恋人も …

わたしを映画に連れていかせて

「映画というものは、海沿いの町の、すえたような潮の香としょんべん臭いトイレの匂いのする古びた映画館で、破れほつれた座席に身を沈めながらひとり孤独に見るものだ」などという裏返しのダンディズム(というよりスノビズム)を誇示する向きがあった五木…

いま借りている本(だからそれがどうした♪)

「小林カツ代キッチンの基本A・B・C」小林カツ代 「うちの晩ごはん 鉄人が家庭で作る毎日のおかず」 「亡国のイージス」福井晴敏(読了!) 「恋する女はみんなバカ」まついなつき 「一杯のコーヒーを飲むために行きたくなる札幌・小樽カフェ喫茶店案内」…

最近気になっている片岡

村上春樹の洗礼を受けた後では、片岡義男など読めなかった。高校二年の時に読んだ「風の歌を聴け」の“カッコよさ”ったらなかった。「1973年のピンボール」を読んだ後には、北見市内のしけたデパートでピンボールをやっていた。その頃の片岡義男といえば角川…

「ハサミ男」

殊能将之「ハサミ男」 講談社NOVELS(定価980円+TAX) やっとのことで読了。最初は全然読めなくて、一度は図書館に返したのだが、再度読み直そうと第一章まで読んだところでドライブがかかり(この小説は、アラビア数字の章と「第○章」との二重構成で進んで…

昔から雑誌が好きだ。雑誌と呼ばれるメディアが好きだ。本を読むことが、その作者と対話することなら、雑誌を読むことは、その「街」を散歩することといえるかも知れない。 今まで好きだった雑誌をあげろと云われれば「Rockin' On」「日本版 Wired」「宝島30…

早すぎない?

ああそういえば舞城王太郎が「阿修羅ガール」で三島由紀夫賞とったようです(といってもおいらは処女作「煙か土か食い物 Smoke,Soil or Sacrifices」しか読んでないが。あれは面白かった、破綻しまくってて)。読んでないけど早すぎないかその受賞は(大きな…

スコット・ケルビー「マッキントッシュ その赤裸々な真実!」 著者=Scott Kelby 原題=Macintosh...The Naked Truth 訳=大谷和利 絵=藤原鉄頭 出版=(株)毎日コミュニケーションズ ISBN=4839909954 価格1,580円+Tax 旭川富貴堂 MEGA で購入。 紙質が…

小林信彦「名人 志ん生、そして志ん朝」

著:小林信彦 発行:朝日新聞社(朝日選書720) 価格:1,200円+TAX 今年1月に出ていたけど書店では昨日まで目にしていなかった(すでに3刷である)。たまたま昨晩量産型ザク氏と紋別へ食事に行った時に寄った TSUTAYA の棚で見つけたのですぐさま購入した…

「吉田司対談集 聖賎記」

いま現在、わたしが最も信頼しているノンフィクションライターは、「誰が『本』を殺すのか」の佐野眞一、それ以上に吉田司である。まずは「宮沢賢治殺人事件」読めよというぐらいの圧倒的筆力で、宮沢賢治の持つ全体主義的な危うさを描いて「宮沢賢治伝説」…

「西武新宿戦線異状なし(完全版)」

まさかこのマンガを北見で買えるとは思ってもいなかった(だから amazon のウィッシュ・リストに加えていたのだ)。基礎データを載せておくと、原作押井守、作画大野安之、角川書店(角川コミック・エース)刊、定価780円+TAX。「鬼才・押井守×天才・大野安…

上手い、上手いぞ村上春樹!

青春の一冊、それはサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」。原題である "The Catcher in the Rye" を少女マンガ顔負けの「ライ麦畑で…」と訳した野崎孝先生のセンスは確かに良かった。白水社の白いカヴァーは文学のかほりも値段も高く、その手の匂いに弱い…