日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

どこが自然だとあなたは言うが

*1000万円の女性型アンドロイド、ジェミノイドF engadget.日本版
「(当時)5歳だった先生の娘の型をとってアンドロイドを開発、同じ歳くらいの子供達に評価させたら泣いて逃げられたという頃と比較すれば、大いなる進化であることは間違いありません」と評されたのがこの女性型アンドロイド"ジェミノイドF"です。何か錠剤みたいな名前だな。大いなる進化かどうかは次の動画を見てみましょう。

 動かない映像であれば特別違和感も何も感じませんが、動き出したら……如何でしょう。神さまが魂の置き場所を間違えたというか、そもそも「たましひ」なんてものがあるのか、進化の過程を知らない素人の目には「今回も5歳児は逃げ出してしまうだろう」と思わないではないです。
 そうは言ってもこういう人工人間(アンドロイド)に興味をかき立てられるのは石黒先生ばかりでなく私もご同様、アンドロイドに限らずアレとかコレとかも(ともに18禁として推奨)その使用目的にも作り手と買い手の情熱にもブックマークする程度の興味は持っております。ある意味これぞまさに漢の夢、夢は永遠に叶えられないから夢だという。話が好きなように逸れました。
 ところでこの記事のライターは女性らしいのですが、そのせいかどうか文章のトーンがフラットで、アンドロイドに何の感情移入のないところに得も言われぬおかしみがあります。「けっきょく不気味の谷を超えたのか超えていないのかは、続きに掲載した動画(引用者注:上の動画ですね)で各自ご判断を。評価に悩むうち、これはこれでありと別の谷に迷い込んでしまわないよう注意しましょう」はなかなか可笑しい。文末のフィニッシュも素敵だ。

見ているうちに安心感を得られた方、ご購入の際は「ジェミノイドFと、その彼氏」といったタイトルでの映画化をぜひご検討下さい。

 シネマボイスに来たのだが観に行けなかったのがやや悔やまれる。そういえば「空気人形」も観てないな。