日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

新しいiPodは「暮らし」をどう彩るか?

hirofmix2005-10-13

機能面の進化として、今回提示された新型iPodは発表前からずっと「動画再生機能を搭載する」と言われ続けてきた。そういう背景があったため、新しいiPodに大きなサプライズを感じなかったのはジョブスに申し訳ないなーと思わないでもない。「ラウンドアップ:待望のiPodビデオと、意表を突いた新型iMac - CNET Japan」での記事などをざっくり読むと、よりホームユースへ動き出す形を見せた新型iMacの方が好評のようにも見える。
新型iPodの登場によって新しいiTunesも登場して動画配信のシステムも提示されたのだが、同僚の量産型ザク氏が宣ったように、新型iPodの登場が「iPodで動画を見よう」と云うライフスタイルまで提示出来たかと云うと疑問だったりする。それはジョブス本人が“音楽は聞き流す事が出来ても映像は集中しなくちゃならない”と言ってきた、音楽と映像両者の視聴スタイルの違いを乗り越えていないという事だ。iTunesを通じてディズニーやテレビ番組の配信を行い、いずれは映画業界にもコンテンツ提供を計るようだが、そう簡単にはいかないだろうと思う。おまけに配信映像は音楽みたいにCDに焼けないっていうしね。それじゃあなあ。


そこで、このiPodを使ってどんなライフスタイルが提示出来るかをつらつらと考えてみたのだけど、

  • 家族の記録映像を再生編集する仕組みを搭載する*1
    • 手帳や携帯電話の待ち受け画像に子どもの写真を入れている人なんかかなり多いだろう。そんな家族や恋人なんかの映像を手軽に編集してiPodで再生出来れば、かなり心暖まるツールになるんじゃなかろうか。いや、編集なんて面倒な事抜きで手軽さを考慮すれば、デジカメや携帯電話で写してiPodに保存した写真をチョイスして、選択した画像をスライドショーみたいに再生・保存出来る(当然BGMとしてiPod内の音楽もチョイス出来る)機能なんかあればいいんじゃないかなー。
  • マチュア作品の配信
    • マチュアの映像作品なんかをiTunesを通じて配信する。まぁこれはiTunesに搭載された"videocast"みたいなもんだけど。別に映像「作品」なんかに限らず、大きなメディアでは流さない(流せない)生の映像をiTunesを通じて配信、という形もアリだよな。
  • iPodでの視聴に特化したニュース番組の配信
    • 毎朝の通勤時にさっくり見られるような20分ぐらいのニュース番組。その日の朝に知っておくべき最小の情報をコンパクトに紹介する内容なんかいいんじゃなかろうか。例えば動画じゃなくたっていいんじゃない? アナウンサーのトーク中心にして画像を補足的なものとすれば、結構面白い番組作りが出来ると思う。
  • プレゼンテーションツールとしての機能の充実
    • これはもうすでに簡易な形で出来る事は出来るけど、せっかくAppleにはKeynoteというプレゼン用ソフトがあるのだから、それと連携して使えるようにすればかなり利用者は増えそう。ノートパソコン持ってくより身軽でいいんじゃない? まぁ実際としてはpowerpointのデータCD-Rで持っていけば問題ないのだけどさ(笑)。でもこっちの方が断然かっこいいぞ。
  • フラッシュファイルの再生(特にフラッシュ系ゲーム!)
    • データをiPodに渡すだけですぐフラッシュ系のゲームをiPodで遊べるたら、かなり面白いんじゃないかな。フラッシュならゲームメーカーじゃなくても誰でも作れるしね。話題になった恋のマイアヒ」のフラッシュなんか、iPodで見られたらかなり可笑しいでしょ? 友達にすぐ見せられるしさ。

考えてみると結構面白そうじゃないか俺のアイデア♪ 自画自賛してますが、如何かしら? このアイデアを是非とも使いたいという企業の皆さん、どうぞ御社の企画会議でご検討下さい。それなりの対価で結構ですから(笑)。

*1:追記:「「スタンスは変わらない」アップル幹部が語る新型「iPod」。 | Narinari.com」によると「Macでは『iMovie(デジタルビデオ編集ソフト。デジタル写真のスライドショーも作れる!)』と連携することで家庭用ビデオで撮影した動画を『iPod』に転送し、出先で『iPod』上で楽しむ、もしくはテレビ出力して楽しむといった使い方もできる」とのこと。やっぱわかってるじゃんアップル♪