日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

安心してSACDプレーヤーを買いなさい

先日、職場の同僚にして心優しいアゴ氏とともに、彼の愛する中島みゆきのアルバム「中島みゆきライブ!」を我が家で観賞した。「中学生でもあるまいに、いっしょに音楽鑑賞かよ」等と言わないように。何故ならこのアルバム、CDとSACDのマルチレイヤーCDなのだ(厳密に言えばこのアルバムのSACDレイヤーは2chとマルチ両方が入ってる)。彼の周囲でSACDプレーヤーを持っているのは俺しかいない。加えてわたくし、中島みゆきは嫌いじゃないのだ。
よく友達にSACDの話をすると「僕は耳がそんなに良くないから(CDとSACDの)良し悪しはわからない」といわれるが、安心して聴いて下さい。うちの貧弱2chシステムでも十分その違いがわかります。CDとSACDを聴き比べした瞬間アゴ氏も笑ってしまいました。「これは違いすぎる」と。
ロスアンジェルスソニーピクチャースタジオでのライブ録音をまとめたアルバムで、7曲入りで3,000円はなかなか高額設定ですが、ファンなら買わない訳がないのでこの問題はスルー。俺としては初期の中島みゆきの方がアレンジは好きなので、聴く前にちょっと不安があったけど、その問題もスルーして良い範囲。中島みゆきの歌声をメインに据えたミックスを施しているので、楽器の音は相対的に大人しめ。曲全体を楽しむというよりやはりみゆきの声に泣いていただきたいアルバムとなっております。みゆきファンとしては「みゆきさんが息を吸ってる音も聞える…」というアゴ氏の一言で購買意欲がそそられるのではないかと。
個人的にベストテイクは「土用波」と「銀の龍の背に乗って」。特に「土用波」のサビのこぶしまわしには日本人たるもの心震わさざるを得ない。鼻歌で歌うのも嬉しい堂々たる日本語ロック。そして次の曲「銀の龍の背に乗って」の歌詞に泣け。というか危なく泣くところだった。
だものですから皆さん、安心してSACDプレーヤーを、そしてSACDソフトをご購入下さい。愛する歌手が目の前で唄う喜びは何物にも代え難い、でしょ?