日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

真夜中に書いたラブレターは須く一日おいて読み直した後に投函すべし、という話

 地上波アナログ放送が停波して以来、自宅でテレビが見られない。ラジオもネットもあるので一向困ってないのだが*1、引越を機に観れるようにしようとは思う。そういうことだからフジテレビの韓流押しとかいう話題もネットから知ったことで、実際ほとんど無知なのだった。
 フジテレビの韓流押しを叩くネトウヨかと問われたら「いいえ保守です」という人達”は、最後には韓国が悪いニダと悪態がその文章にほとばしる場合が多く、正しかろう意見までも理解し難い気持ちにさせられる。たとえば、こういう落ち着いた書き方は出来ないのだろうか。

テレビの王者フジテレビとしては、安く仕入れたもの(=韓国産コンテンツ・引用者注)を自分たちのブーム着火力にものを言わせて商売するつもりであったのだろう。もちろん韓国からの広告宣伝費も相当入っているだろう。しかし、うまくいかなかった。そこで次第に焦りが見え始め、過剰なまでに露出をエスカレートさせることになったのではないかと思われる。


これまでのフジテレビの火付けは、スマートだった。いや実際にはスマートとは言えない部分もあったが、少なくとも仕掛けに行っていると大半の視聴者にバレない程度には引きどころをわきまえていた。しかし今回の韓流ゴリ押しは、多くの視聴者が「そんなわけないだろ」というレベルにまでエスカレートした。


  コデラノブログ4 : フジテレビの韓流騒動について - ライブドアブログ

 ここまで冷静に書けというのは「いいえ保守です」という皆さんに酷なのかも知れないが、あなたの意見が広く届けられるためにも文章には意を尽くしていただきたいと思う。こんな短文だって一時間近くはかかっているのだ(それは俺が遅筆だからか)。


 そういえば以前「いかに明治時代の韓国が、日本と比較しても近代化から遅れていたのか」というのを論証するサイトを見たことがある。その圧倒的な文章量と豊富な写真になるほどと感心さえしたものの、結局そのサイトが「だから韓国はいまも愚かなのだ」「歴史的に劣った民族なのだ」という例証として作られているのだと思った時にはさすがに暗たんたる気持ちにさせられた。仮に事実そうであれ、そんな悪態をネットみたいな公的な場で言うのは、人として、何ならこう言おうか「日本人」としても、礼に反しているだろう。例えば明治維新前の日本がいかに近代化から遅れていたかをアメリカ人、イギリス人などに酷評されたらどんな気持ちになるのか、そのサイトの製作者は想像出来ないのだろうか。「ジャパン・アズ・ナンバー1」と羨望されてから幾星霜、往時と比して今の日本にはもう余裕などどこにもないのだと思わされる例証のひとつだった。

*1:ただ昨晩のヱヴァのテレビ放送はちょっと困った。