日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

昼も夜も

Sings

Sings

以前紹介した"iLike"で耳にしたのが、このアルバムに収録されている"My Funny Valentine"で、これがまた非常にあてどのない表情をしたヴォーカルだった。その薄暗さが気に入って買うことにした訳だが、彼の“裏芸”と言われたヴォーカルもの(Chet Bakerは元々トランペット奏者)のこのアルバム、彼がメインをとるアルバムの中でも1、2を争う評判の一枚らしい。アマゾンでも売れてるし、確かに良いですよ。昼なら家の仕事をしながらBGMとして聴けるし、夜ならいつもの椅子に腰かけて、部屋の灯りを落として聴くと、ある種の感慨に耽る事が出来る。噛みごたえ(「聴き応えがある」というのとは、ちょっと違う。アルバムトータルの完成度うんぬんというより、1曲1曲の見せる表情がそれぞれに良いのだ)のあるアルバムです。聴いてみてね。