日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

数をこなす

月曜の夕方に注文した珈琲豆が、今日の午後にはもう届いた。つくづく流通の持つ意味を実感してしまう。豆は札幌の「工房 横井珈琲|札幌スペシャルティコーヒー|発寒本店/パセオ店」の“横井の冬 2005”と“ホンジュラス・エル・オコディージョ”の2種類。特にホンジュラスの方は「ホンジュラスCOEチャンピオン!」とのことで、どんな味を醸し出すのか、楽しみだ。
いつも買う店はある程度固定しているけれど、UCCなどの企業のものは抜きにして、自家焙煎の豆であればどこの豆でも買うし、どこの豆でも飲んでみたい。色んな珈琲を飲みたいし、それぞれの豆にあった挽き方、淹れ方も上手になりたい。腕をあげれば直接自分の喜びとなって返ってくるのだから、これほど喜ばしいことはない。
でもまあ、今はまだまだだよな。そういう風に自分を追い込んではいないから。
今はともかく、美味しい豆も不本意ながら不味い豆も、毎日毎日飲み続けることが大切だ、もちろん変な義務感によるものじゃなくて。そうして数をこなしている内に、ある瞬間、一瞬にして理解するブレークスルーが訪れるはずだから。そうしていつか、力まずに淹れた珈琲の味がベストの味になる……いやいや、まだまだ。いやはや。
ひとつのことを考え学んだことは、他のことにも応用できるようになる。珈琲のことを考えているうちに、自然と人生のことなんか考えてしまった。まぁ人生に敵う奴はほぼ皆無だが。