冬の旅
- アーティスト: Nathalie Stutzmann,Franz Schubert,Inger Södergren
- 出版社/メーカー: Calliope France
- 発売日: 2004/08/10
- メディア: CD
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その言葉だけをたよりに、このアルバムを選んだ。ジャケットの裏を見るまで、それがシューベルトの作品だったということさえ知らなかった。
冬の旅
その言葉を呼び覚ましたのは、アルフレッド・ブレンネルの「モーツァルト:ピアノ・ソナタ第12番・第13番・第14番」の一曲目“ピアノ・ソナタ第12番ヘ長調 K.332”の、転調した短調のメロディだろう。その時の印象を「途中短調に変わって疾走度が増すあたりがかなりかっこいい。木立が並ぶ初冬の小道を走りだすような爽快感」とは以前書いた。
最近帰りが遅かったり疲れていたりと、なかなかスピーカーの前でじっくりと音楽を聴く時間を作れていないので、このアルバムもまだ通してはちゃんと聴いていない。それでもこのアルバムは、買ってから今日までのBGMになっている。今も彼女の歌声が聞えている。そうそう、そもそもこの「冬の旅」という連作歌曲は男性歌手が歌うものらしいのだが、色々と迷ったあげく、ジャケットの美しさにも魅かれてこれを選んだ。正解だったと思う。