日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

ぶっく・ばとん

流行モノ受信競争があったらそのトップに常に輝く「わ」氏から新しいチェーン・メールがやって来ました。今度は「ブック・バトン」なのだそうである。

■持っている本の冊数
 わからん。千冊ぐらいじゃないのかな。いやそんなにいってないかな。

■今読みかけの本 or 読もうと思っている本
 ガルシア・マルケス百年の孤独」
 詳細ははぶく。まだ五十ページほどしか読んでいない。面白い面白い。

■最後に買った本(既読、未読問わず)
 季刊・オーディオアクセサリー特別増刊「電源&アクセサリー大全」
 昨日買ったムック本。カタログに金出してるんだからやりきれん。
 しかし買わずにいられないのが悲しきオーディオヲタ。

■特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで)
 これは難しいね。色々と思い出せるものをまたリストアップ。
 1 小林信彦「世間知らず」
    「夢の砦」にしようかどうしようかちょっと迷ったけどこちらを。
    どうしようもない頑固さと、それ故のノスタルジーに敬愛を込めて。
    新潮社刊。文庫は同社より「背中合わせのハートブレイク」に改題。
 2 別役実「ジョバンニの父への旅」
    この方には随分お世話になった。もう十年近く前に一度だけお会い
    したことがあって、本当に素敵な方でした。犯罪評論「犯罪症候群」
    や一連の童話作品は本当に面白かったし、たぶん氏の著作を通じて
    物の考え方を教わったと思う。
    つかこうへい、北村想などの劇作家を代表して。三一書房刊。
 3 呉智英「封建主義 その論理と情熱」
    結局評論文は文だけで成立しないで、書いた内容とその書いた人自身
    の“生き方”が矛盾してはならない。読書に人生の指針を求めがちな
    人間にとって呉智英の諸作と氏の存在は、その影響ははかりしれない
    と思う。長生きして下さい……死にそうにないかまだ(笑)。
    情報センター出版局刊 現在「封建主義者かく語りき」として史輝出
    版 文庫判は双葉社より同名タイトルで。
 4 村上春樹風の歌を聴け」
    短編連作「神の子どもたちはみな踊る」にしようと思ったけれど、や
    はりこの作品の最初に語られる「今、僕は語ろうと思う」という言葉
    の正直さに打たれた思い出のために、こちらを。
    鼠のようには生きられなかったね。それで良いのだけど。
    講談社刊 文庫判も同社。
 5 石原俊「いい音が聴きたい 実用以上マニア未満のオーディオ入門」
    オーディオの世界に足を踏み入れだした時に、一番信頼をおいた一冊。
    この本が素晴らしいのは、オーディオ初心者向けの本の多くが結局は
    オーディオマニアへの道を薦めているのと違い、音楽ファンの「ただ
    いい音が聴きたい」という初心な願いをちゃんとすくいとっていると
    ころだ。とはいえ、ディープなオーディオマニアへの道もところどこ
    ろ記されてはいるので、音楽ファンが高じてオーディオマニアたらん
    とする初心者にも嬉しい内容となっている。そういうオーディオ本っ
    てないと思う。
    岩波書店刊 岩波アクティブ新書
■次にまわす人5人まで
    それは秘密です。


ああこうしてまどろんでいる内に仕事へ行きたくなくなってくる……今度の火曜日をゆっくり休めるために、頑張ろう。