日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

これを聴かなくてどうする?DVD「永遠のモータウン」

永遠のモータウン [DVD]

永遠のモータウン [DVD]


全国100万人のはなてダイアリーユーザ他の皆さまお元気でしたでしょうか。何とか暮らしているhirofmixでございます。後記なんですが「全国100万人」ははてなじゃなくてmixiのようですね。まぁ景気づけだからいいんですが。
発売時に一応耳には入っていたんですが、最近登録した「TSUTAYA Discas」の郵送レンタルサービスでやっとDVD「永遠のモータウン」をやっと見ました。話が飛ぶのが血液型B型の特徴らしいんですが、この「TSUTAYA Discas」はいいですね。おれみたいに近くのTSUTAYAまで往復1時間もかかるような田舎に住む人間にはかなり重宝するサービスです。田舎の文化はTUTAYAしかないってーのもかなり悲しい高度資本主義社会ですが、こんなサービス展開された日にゃあ地元のレンタルビデオ屋が潰れるのなんて理の当然ですよ。まぁ紋別の地元老舗ビデオ屋が閉店したのは店長が裏DVDを不法ダビングしたせいらしいですが。
閑話休題という訳でこの「永遠のモータウン」なんですが、本当にこれはいいです。おれは一曲目の「リーチ・アウト・アイル・ビー・ゼア」のイントロ聴いた時点でもう泣きそうでした(まったくもっていい歌です)。少しでも洋楽ファンを自認される方なら、是非とも見て損のない出色のドキュメント映画です。


60年代アメリカのヒットチャートのトップにランクされる曲を量産していたレーベル・モータウンレコード。そのアーティストのほとんどすべての楽曲を演奏していたスタジオ・ミュージシャン「ファンク・ブラザーズ」のメンバーにスポットをあて、今まで知られていなかった彼らの業績を、記念コンサートの映像をおりまぜながら紹介していくのですが、彼らの演奏・アレンジのクオリティの高さは*1、メンバーの力量やセンスはさることながら(メンバーのほとんどがジャズミュージシャンだったというのも、演奏テクニックの高さとセンスの良さを証明している気がしてなりません)、やはりアメリカという国の音楽的土壌の豊かさを思わずにはいられません。いってしまえばこれらの曲は日本での「歌謡曲」みたいなもんだと思うのですが、この時代の日本の曲に今でも聴くに耐えるものがあるのかと云えば、かなり難しいものではないでしょうか。偏見でしょうが。
彼らをバックにして歌うチャカ・カーンをはじめブーツィ・コリンズベン・ハーパーなどもよろしいのですが、今回おれが気に入ってしまったのはミッシェル・ンデゲオチェロ。彼女の歌う「クロウド・ナイン」はなかなか良うございました。あとかなりバカっぽいブーツィ・コリンズも素晴らしい。またモータウンの曲を通して聴くことでマーヴィン・ゲイの「フワッツ・ゴーイング・オン」の持つ革新性(歌詞やアレンジメント)に改めて納得させられました。いや「悲しいうわさ」もすごーく好きなんだけどね。
しかしアメリカに限らず海外のドキュメント作品って、どうしてこうクオリティが高いのだろう。たまたまなんかも知れないけど。

*1:とはいえすべてがすべて「ファンク・ブラザーズ」の演奏によるものではないらしい。詳しくはhttp://www.addmoremusic.net/Motown/mot_toc.html参照