日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

最近“管”の音が聴きたくてしょうがない

hirofmix2005-03-27

"REMINISCENCE" MYRIAM MALTER QUINTET

  • アーティスト: MYRIAM MALTER QUINTET
  • 出版社/メーカー:澤野工房
  • 発売日: 2004/06/23
  • メディア: CD
以前“絶対買うぞ”と言っていたミリアム・アルタークインテットのCD"REMINISCENCE"をやっとゲットいたしました。最近はこれかオスカー・ピーターソン・トリオの「プリーズ・リクエスト(SACD)」ばっか聴いております。
「ジャズ初心者にはピアノ・トリオがとっつきやすくて入門に最適」という話もあるんですが、それに比べるとどうもサックスやトランペットなんかの管楽器系のジャズっていうのは敷居が高い感じがしてました(いや俺も最初に聴いたのはエディ・ヒギンズ・トリオだし)。なんかねー、いきなり小難しい感じがしてくるんだよな、管楽器系のジャズって。コルトレーンとかマイルスとかさぁ、別に難しい事考えずに聴きゃあ、ンなこたぁなかったりするんだけど、耳学問的に管楽器系ジャズのイメージってさ、何かこっちも口ひげ生やしてパイプでもくわえて「ジャズって言うのは…」とか言えたりしねえと聴けねぇんじゃないかと。ここいらへんのイメージについては、昔のジャズファンに責任があるんじゃないかって気もするんですが、そーいう輩に憧れてなかった訳でもないのでお口チャックしますがここいらへんで。
で、まぁ、そんな事言ってもしょうがないんでね。こーいう時はやっぱジャケ買い、これですね。前情報なし、ジャケットで決めてしまう。
CD屋で小一時間(というか私の場合は大がい二時間弱ぐらいがノーマル)うろうろしてると、自分好みのジャケットぐらいみつかります。で、このミリアム・アルタークインテットもまずジャケットでほぼ購入内定。澤野工房のサイトで音を聴いて「おっしゃれー♪」とばかりに入閣必至。何か解説には昔のブルーノートを彷彿とさせるとか書いてありましたが、昔のブルーノートってよくわからんし、何かもっと汗臭いンじゃなかったかそーいう音ってとも思うのですが、このCDの曲はそういう汗臭さはないですね。白人ジャズだよなこれはさぁという訳で、最近はこればかり聴いてます。澤野工房の紹介文に「ほとんどがピアノトリオ作品中心のアトリエ・サワノシリーズの中では少々異彩を放つ存在ですが、この作品は「JAZZの楽しみ方」についての、私どもからの新しい提案です」とありますが、ピアノトリオ系のジャズに親しんでる初心者でもかなりスムーズに聴けちゃうCDだと思います。メロディーがいいもん。
しかしMAROON5にこれっていうのも節操がないというか信念にかけるセレクトというか、はたまたこの二者を通底する音楽的傾向があるのかないのか、いやなくてもいいんだけどそんなもの。とりあえず最初の"Romantic Mood"聴きなさいって、カッコいいんだから。