日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

あの頃「ニセ学生マニュアル」に燃えた者たちは…

浅羽 通明「ナショナリズム」(ちくま新書)
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浅羽 通明「アナーキズム」(ちくま新書)
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浅羽通明久々の新刊。二冊セットで1,890円はちとイタイが仕方あるまい、一昨日に紋別TUTAYAで購入。現在「ナショナリズム」を読んでいるところ。不見転で買える数少ない作家のひとり。アクチュアルな題材を、原理的に、そして等身大の自分から離れない考察をすすめる彼の著作に、80年代に影響をうけた「オタク」たちは多かった事だろう。小生が七年も通っていた偏差値の低い文系大学の図書館ロビーにひっそりと置かれていた、浅羽の個人誌「流行神」を発見した時の驚きは、今でもはっきりと憶えている。思想というものに魂を引きずられる人間と云うのは、偏差値の高低に関わらず存在するのだ。数は少なくとも。