日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

やつらに思い知らせてやる

藤原 帰一「『正しい戦争』は本当にあるのか」

おすすめ平均
R&BやRockを聞いて、みんなで考えよう!
まっとうな大人の理屈による戦争批判
平易な語り口ながら内容の濃い本

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臨戦態勢の hirofmix です、相変わらず物言いがオーヴァーですが。サイト上部に「レコード輸入権」問題についてのリンクを設置しました。興味を抱いたら、是非見て下さい。
どんな事柄でも、それが「政治」に関わるものならばニヒルに振る舞う事が、何よりも大人としての嗜みだとずっと思っていた。それで実生活に何も問題はなかった。けれども今回の事件のように、その火の粉が自らの世界に降り注いで来た時に、実体験を欠いたニヒリズムはやはりポーズ以外の何ものでもないという事が身に沁みてわかった。

<貧乏人>は怒らないときは無視されるんですよ。ヨーロッパであれば、貧しい産業労働者が
集団として膨大な数になった時期があった。数だけじゃ問題にならないけど、彼らが団結して
怒りを露にすると、急に<社会問題>って呼ばれるようになるわけです、現体制では自分たち
の利益は実現されないって」
 「『正しい』戦争は本当にあるのか」151p〜152p引用

社会に対して意見を発する事が、ひどく大ごとで面倒な事と思って(実際面倒なんだけど)ニヒリズムを気取っている内に(それは楽だから)、世の中はどうしようもなくサイテーになって来ている。どんなに日々の暮らしが安穏としたものであっても、この日本という国から見た僕はただの<貧乏人>だ、怒りを形にしなければ、何も変わらない。
こうしてリンクを張ったり自分なりの意見を述べたり、はたまたバックリンクをお願いしたり掲示板に書き込んだりしても、それだけでは所詮ネット界隈での祭りのひとつでしかない。
だから僕は、現実的に具体的に、この問題に関わっていこうと思う。
このページを読んでいる、具体的に僕を知っているみなさんへ。近くの方にはこれからお世話になります。遠くの方は足を運べないので、上記のリンクを辿って、この問題についてちょっと齧ってみて下さい。
この問題について<現実的な意味において>黙っていては、後で自分がとても後悔することになると思うから、僕の出来る範囲で(この言葉は言い訳じゃない)、やってみようと思う。協力をお願いします。
連休中に一気に読んだこの本には、何事にも簡単に答を出して、結局は何も考えないですまそうとする自分と、そんな自分への違和感に対する回答となる一冊だった。今回の「レコード輸入権」を知る前に読んでおいて良かったと思う。ではでは。