日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

いいかげんにアナログレコード

 土曜の薄曇りの午後、久しぶりにYAMADENに寄って、気まぐれにレコードを買ってみた。たまたまよく知っているジャケットのアルバムと、好きなピアニストのアルバムがあったからだ。3枚あわせても2,300円だったしね(ごめんリンクはCDです)。

マイルス・アヘッド(紙ジャケット仕様)

マイルス・アヘッド(紙ジャケット仕様)

 あともう1枚が、アルフレッド・ブレンデルモーツァルト曲集「Mozart Piano Sonata Klaviersonaten KV310&457」である(廃盤なのかアマゾンでは見つけられなかった)。
 夜遅くに自宅に戻って、久しぶりにレコードプレーヤーで聴いてみると……これが、すごくいい。まあジャズの2枚は、ウォーミーな中音域の音がアナログと相性良く聞けるだろうとある程度、本当にある程度予想が出来たのだけど、高域の音が気持ちの良いピアノ曲はちょっと……と危惧していたのに、ブレンデルとはいえこれまた素敵だ。音量のせいかスクラッチノイズもほとんど耳に届かなかった。
 もしかして、疲れた耳が聞かせた幻の音だったのかも知れないけど、一体全体CDへの“進化”って何だったんだろう、などと思ってしまう。いやだってこんなボロボロのオーディオセットで、これほど心暖まる音が聞けるだなんて……恐るべきアナログレコード。でも無理せず追い込まずいいかげんに聞きますこれからも。
 しかしまあ忙しい毎日です。などと泣き言言いつつどうぞお元気で。