日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

頑張れおじいちゃん

 最初聞いた時にはあまりのやり口に頭がくらっとしてしまったが、やまもといちろうの発言「そんなことをして欲しくて石原さんを都知事に選んだわけではないので、ちょっといい加減にして欲しいと思いつつ、私の心の中の抑えられない厨房精神は『それは面白いもっとやれ』と煽っているわけです」という気持ちもよくわかってしまうのだった。

尖閣諸島:石原知事「都が購入」…民間所有者と合意
【ワシントン古本陽荘】訪米中の東京都の石原慎太郎知事は16日、ワシントンで講演し、沖縄県尖閣諸島の一部を都が購入することで民間の土地所有者と基本合意したことを明らかにした。都議会の承認を得たうえで年内に購入手続きに入りたい考えという。尖閣諸島は中国も領有権を主張しており、波紋を広げそうだ。
 石原氏は、中国の領有権主張を批判したうえで都が購入する考えを表明。「国が買い上げると中国が怒るから外務省がビクビクしている。東京が尖閣諸島を守る。やることをやらないと政治は信頼を失う」と主張した。
【毎日.jp 2012年04月17日】

 東京都が買うなら買うで議会を通じて決議をし粛々と進めればいいのである、いたって冷静に考えなさいよ、というのははてなid:finalvent氏の別ブログ「極東ブログ」での発言。うーんなるほどなぁ…と納得させられました。なるほどねぇ。読みでがあるので全文読まれると良いと思います。

 東京都が買い取るとしても、現在の個人の地権者から買い取るということで、これは国家と関係ない私的セクターの普通の取引にすぎない。沖縄県が、東京都に沖縄県人会の施設を作るために東京都の個人の地権者からその土地を買うのとなんら変わりはない。無問題。尖閣諸島が東京都に編入されるという話でもない。
【極東ブログ「石原都知事、尖閣諸島買い上げ発言について」】

 しかし都議会で尖閣諸島購入をどう説明するのだろう。購入理由が発言通りのものならば、それは東京都が率先して行うことではない、となる。それとも都議会否決→ブチ切れて都知事辞職→そのまま新党立ち上げ、って感じなのかしら。頑張れおじいちゃん。
 石原都知事というのは、色々な話を聞くにつれ、弟裕次郎への、そして戦勝国アメリカへのコンプレックスが並外れて強い人のようである。こういうコンプレックスの強い人は確かにバイタリティもあるし人並み以上の事を為す人材にもなる(何せ芥川賞作家にして都知事であるのだから人並み以上である)。それでも私はこういう人の元で働きたくないとつくづく思う。だってこういうコンプレックスの強いひと=気の弱い人は、往々にして気分で他人に当たり散らすことが少なくないからだ。上司の顔を窺いながら仕事するなんて消耗以外の何物でもないことは、我が職業人生を思い出すとイ(以下自粛)