日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

カッコいい田川建三

 田川建三について、Wikipediaにはこのように紹介されている。

田川建三(たがわ けんぞう、1935年 - )は、日本の新約聖書学者、著述家。宗教批判を通じて現代批判を試みた著作でも知られる。「神を信じないクリスチャン」を名乗る。
1935年東京生まれ。聖学院高校、東京大学宗教学宗教史学科(1958年卒)を経て、同大学院西洋古典学科で学び、博士課程3年目の夏にストラスブール大学に留学。エティエンヌ・トロクメ教授に師事し、1965年に宗教学博士の学位を取得。1965年より1970年に国際基督教大学で助手および講師として勤め、1970年4月に「造反教官」として追放される。チャペルで礼拝のとき講壇から「神は存在しない」「存在しない神に祈る」と説教した。

 この「神は存在しない」「存在しない神に祈る」という台詞は圧倒的にカッコいい。しかも礼拝の際にそう宣ったというのだからシビレるではないか。存在しない神に祈る事は可能なのかといえば可能に決まっている。神は祈る時にのみ、祈る者の内にしか存在しないからである(と書いたが、田川建三がそう言ったいるのかどうかは知らない)。
 田川建三はカッコいい。これがWikipediaを4時間近く見ていた人間の導き出した答である。