日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

「キラ☆キラ」一周年でした

 いま「キラ☆キラ」の3月30日のポッドキャストを聞いていたのだけど、タイトル通り放送開始から一周年たったとのことである。
 いやぁ、非常に感慨深い。

カスタマーレビュー

小島さんの進行やコメント ★☆☆☆☆
レビュー:ホルス - 31-Mar-2009
 おもしろくない。薄っぺらすぎな気がします。膨らみもないし、親しみも感じられません。

きらきらの内容残念です。 ★☆☆☆☆
レビュー:tuktukkey - 03-Apr-2009
 内容薄いです。もっとテレビでは聞けないような話をしてほしい。
 もっと、本当の情報を流してほしい。
 ストリームの復活を希望します。

まだまだ・・・ ★★☆☆☆
レビュー:SHOKOO7 - 01-Apr-2009
 今の段階で比べるのはどうかと思いますが、やっぱり「ストリーム」の方が聞き応えありますね。

ストリーム復活を ★☆☆☆☆
レビュー:ゆーさー - 05-Apr-2009
 キラキラの感想は、これにつきます。TBSのおえらい様方、ストリームがどんなに大きな宝物だったか気づきませんでしたか?

やっぱり、皆さん同意見なんですね ★☆☆☆☆
レビュー:マッピーさんの声が聞きたい - 05-Apr-2009
 海外在住のものです。時事問題からサブカルまで様々な日本の情報を得る事が出来る
 貴重なツールだったんですが、、、、もう、その役割は果たす事は出来ないでしょうね。
 各曜日のコメンテーターはゲストとしては適当なのかもしれませんが、政治経済を語るには
 かなり役不足です。小島さんは大好きですが、相手役の癖がかなり強くないと小島さんの良さは
 出ない様な気がします。(私は久米さんとのやりとりは結構好きでした。)

 iTunesで「キラ☆キラ」のポッドキャストを登録しようとすると、上のようなカスタマーレビューがまず出てくる。今も出てくる。1年経ってもこれである。同時間帯の民放ラジオ聴取率三期トップを果たし、Twitter上でも「叔父貴」との愛称・異名で愛されている小島慶子冠番組にしてこのフルボッコぶりである。まあ名番組の誉れ高かったあの「ストリーム」の後番組なのだから致し方ないとはいえ(レビューのほとんどが「ストリーム」の終了後すぐのものである)「キラ☆キラ」愛聴者及び関係者にはあまりに悲しいiTunesの仕様である。まったくもって本当に、思った事をただ書けばいいというものではない。ラブレターとカスタマーレビューとある種のブログは一晩おいてから投函・投稿すべきであると心底思う。

 俺も「キラ☆キラ」については小島慶子嬢同様(かどうかはともかく)不安なまま、最初の週からのpodcast登録を躊躇った。あれだけの豪華布陣を揃え、放送コードにひっかからなくても放送代理店批判など色々物議を醸しただろうトークを昼間から流していた「ストリーム」の後番組である。新しいリスナーを開拓したといっていい「ストリーム」の後番組という不安と期待を、いくら才女の誉れ高い(何たってあの「アクセス」初代パーソナリティにしてギャラクシー賞受賞局アナなのだ)小島慶子ひとりで担うのはあまりにも荷の重い話であった。おまけに番組タイトルもイマイチだったし。
「キラ☆キラ」放送開始の頃の小島慶子は、日替わりのサブパーソナリティ(後述)のトークにどう対応したら良いのかを計りながら、自身がどの立ち位置に立ってトークを展開すれば良いか、かなり戸惑いながら進めていた気がする。そのせいで会話に微妙な空気が生まれる回もあった。しかし、さすがは小島である。最近の放送は「おい小島お前どうなんだおいやりすぎじゃないのか」というぐらいはち切れてしゃべれているようだ。小島自身のパーソナルな生活の様子(お子さんがどう育つかやや不安ではある)や「興味のあること以外はまったく興味を示さない」「経験しててもほとんど憶えていないし反省していない」局アナとしてはかなりのダメっぷりなどをあけすけに話すのも厭わないその“さらけ出しぶり”は聞いててかなり面白い。俺自身も当初の不安を乗り越え、ダウンロードが楽しみになってきている。

(2009年06月13日土曜日「『ストリーム』は終ったけれど」)

 ここでこういう引用は嫌みであるが、嫌みと思ってくれる人がどれだけいるか。何せ今でも「キラ☆キラ」の評価は★5つが354人、★1つが317人である(ちなみに★4つから★2つはどれも二桁しかない。どんだけ好き嫌いのはっきりした番組なんだ)。詳しくはリンク先を読んでほしいのだけど(時間があればでいいです)、本当に1年が経って、無事今日もこうして「キラ☆キラ」ポッドキャストが聞けるのはリスナーとして幸せである。
 ただ、今週月曜日でスポーツライター小林克也氏がご勇退されるのが実に惜しい。二人の会話の呼吸が今ひとつ噛み合わなかった回も多いし(吉田豪の前任者である岡野宏史がそうだった)、そもそも小島がスポーツ音痴(しかも時々話を聞いていなかったぞ叔父貴!)という難点は確かにあったけれど、個人的にはこれからじわっと味が出てくるのではないかと思っていたのだ。小林氏が携る地元の少年野球チームの話とか古武道の話とか、スポーツ駄目人間小島にも食いつきやすい、聞き応えのある話題が増えていただけに残念である。上に引用したレビューにもあったけれど、確かに小島の相手はかなりアクの強いキャラクターじゃないとメリハリが出ないかも知れない。しかし曲がりなりにもお昼のラジオ番組、はっちゃけたトークばかりでなく、小林氏のような穏やかな話も聞きたい。そもそも昼の帯番組でスポーツの話題が消えるというのはどうなんだろうか(俺も小島同様スポーツ音痴だけど)。来週からご出馬いただける方がもしスポーツライターであれば、かの「ストリーム」でもお馴染だった生島淳氏が妥当だと思うのだが、さてどうなることやら……
 思うにTBSラジオには今も「ストリーム」の種がそこかしこに息づいていると思うのである。例えば「デイ・キャッチ」の日替わりコラム「目利きのツボ」なんて「ストリーム」での経験があったればこそだろう。同番組ではあの小西克哉氏も健在だしね。そういう訳ですので1年経った今もなお「キラ☆キラ」を許せず、死んだ子の年を数えるが如く「ストリーム」復活を希望される御皆さま方におかれましては、ぜひiTunesの「キラ☆キラ」に★1つの評価を与えるのを今一度思いとどまり、生暖かい目で耳で楽しんでいただきたいと思うのである。駄目でしょうか。
 最後にスポーツ音痴(しつこいな)小島慶子の横浜・巨人戦の始球式の模様をお伝えしてひとまず終りにしよう。叔父貴ガンバレよ「サンデー・スコープ」。