日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

それは違うと思うの。

時々小谷野先生は「んっ?」と思うようなことを仰る。

みんないろいろ悪口言いつつ、内心、石原慎太郎に嫉妬しているんだろうなあ。もう76だというのに元気なこと。一時期、作家としても政治家としても、二流で終わりそうだった時期もあったが、しかもいかにも偽善者的な権力者じゃないし、言いたいことを言うし、男なら・・・こんな老人になりたいと思うだろうな。
小谷野敦「猫を償うに猫をもってせよ」2008年10月19日「三好京三の姿」より引用

そーかなー。なんか、笑わないじゃない、あのひと。朗らかには。俺はあーゆう老人にならなくてもいいなぁ(いやそもそもなれないが)。それだったら俺は今日コンサートで観たゴンチチチチ松村みたいな爺さんがいいなぁ(いやそーゆータイプじゃないんだけど俺は)。
もしかして小谷野先生にはマチズモへの消せない憧憬があるのかも知れない。いやまあ男なんだから、男たるものマチズモに憧れない者はいないだろうが、さ。
ああでも、だ。76という年齢を考えると、そして薄日に照らされた己の影のような「老い」を思うと、あの肌艶の良さそうな石原氏の若さには憧れるかも知れないな。どうなんでしょ。人生は残酷だからな。