日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

料理本は愉しい

最近料理本ばっかり読んでる。下に紹介する本がそうなのだけど、どれも見ているだけで愉しいし、読むと作れそうな気がしてくる。特に上の二冊はどちらも同じ作者(タカコ・半沢・メロジー)で同じ出版社(オレンジ・ページ)というのは、図書館で「素パスタ」を借りてから気がついた。奇縁。

おつまみ横丁-すぐにおいしい酒の肴185 ((池田書店の料理新書シリーズ))

おつまみ横丁-すぐにおいしい酒の肴185 ((池田書店の料理新書シリーズ))

ちなみに「素パスタ」の作り方は次のとおり。超簡単。

  • たっぷりのお湯(麺が100gとしたら最低1リットル、出来れば2リットル)に多めの塩(1リットルに対して10g強)でパスタを茹でる
  • 表示されているパスタの茹で上がり時間の2分前から固さを確かめてアルデンテに茹で上げる
  • 茹で上がったパスタにパルミジャーノ・レッジャーノを卸し金でかける
  • 塩胡椒で味を整えて出来上がり。

茹で汁を足すとこれまた美味い。料理作るのが面倒な時にはこれです。茹でる時の塩はいいのを使うように!とのことです。
たっぷりの塩とパルミジャーノ・レッジャーノがすべてというこの「素パスタ」。神チーズ:パルミジャーノ・レッジャーノは高いんだけど、それだけの価値があります。ちなみにパルミジャーノ・レッジャーノとは何かと云うと

パルミジャーノ・レッジャーノ(Parmigiano Reggiano)はイタリアを代表するチーズのひとつ。
名前の由来は地名からきており、パルマ、レッジョ・エミリア、モデナなどのエミリアロマーニャ地方で作られ、DOPの認定を受けたものだけが刻印を押されて「パルミジャーノ・レッジャーノ」を名乗ることができ、認定を受けられなかったものは側面に×印をうたれてしまう。イタリアチーズの王様とも呼ばれ、その価値の高さからこれを担保に銀行からお金を借りることもできる。
原料は、前日に搾った牛乳を一晩置いて分離した乳脂肪分を抜いたものと当日の朝搾った牛乳を混合したものを用いるので、1日に1回だけ製造できる。 水分を完全に抜き切り、最低1年、通常は2年以上熟成させる為、超硬質のハードチーズとなり、アミノ酸が結晶して白い斑点ができる。
この製造過程で出来る乳脂肪分はマスカルポーネなどの原料に使われ、乳清はプロシュット・ディ・パルマ用の豚の飼料になる。
主にすりおろしてパスタなどにかけられるほか、塊のままバルサミコ酢に浸して食べられる。 ポー川流域で作られているよく似た製法のチーズにグラナ・パダーノがあり、どちらもグラーナと呼ばれる種類のチーズだが、パルミジャーノ・レッジャーノはより狭い地域での生産のものである。
このチーズを加えるだけで料理の味が格段に増すことから、イタリアでは「台所のハズバンド」と呼ばれている。

あと「おつまみ横丁」に載っていた「ねぎ塩やっこ」も美味しかった。

  • 長ねぎ半分を薄く斜めに切り、それに塩こさじ半分、ごま油大さじ1、あれば黒胡椒をあえて、しんなりさせる
  • 豆腐はペーパータオルで軽く水切りしておく
  • お皿に豆腐をもりつけ、その上にねぎ塩をのせる。食べる→ウマー

この「おつまみ横丁」は造り・編集とも丁寧な本だと思います。調理方別におつまみを紹介しているんだけど、レシピなんかほとんど10行以内で終るし、あじの三枚下ろしとかアボガドの下ごしらえとかちょっとした調理の仕方も載ってて、材料別の料理一覧も便利。