日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

"iLike"そして"mixi"

音楽ソフト(などと注釈する必要もないが)のiTunesを使った新しいwebサービス"iLike"というのがあって、最近これに、ちょっとだけハマっている。
 「あなたが好きそうな曲」をiTunesでフル再生できるサービス - ITmedia NEWS
アメリカの音楽サイト"GarageBand.com"の存在自体は知っていた。ただたとえ「新人アーティストがメジャーデビューするための登竜門ともいえる米国のサイト」だとしても、英文も読めず何の手がかりもなくこのサイトから曲やアーティストを探し出そうという気になったことはなかった。
そういう手がかりのなさを埋めるのがこの"iLike"というサービスのスタートにあたる"iLike Sidebar"で、これをインストールするとiTunesの左側にサイドバーが出来て、自分がiTunesを使って聴いている音楽にテイストの近い曲を"GarageBand.com"に登録されたアーティストの曲の中から瞬時に表示する。表示された曲はフリーなのでダウンロードすることも可能だ。同じようにメジャーなアーティストの曲も表示されるので(こちらは30秒ほどの試聴が可能)、iTunes Music Storeから購入したり、Amazon.comに注文することも出来る。
まあここまででもなかなか楽しいサービスなんだけど、最近のサービスだけあってこの"iLike"にユーザ登録すると"iLike"のサイトに自分のページを持つ事が出来て、そこで自分のiTunesに収録されたアーティストのデータを元にした、自分と似たような趣味を持つ他のユーザを知る事が出来る。そのユーザが最後に何を聴いたのか、どんな曲をよく聴くのかも知る事が出来る。
で、当然のようにそのページには「友達リスト」というのもあって、追加リクエストによって趣味の近いユーザを「友達リスト」に加える事が出来るのだ。
登録して一週間程度しか経っていないのに、すでに三人から追加リクエストをいただき、こちらも一人追加リクエストを出して承諾された。この「友達リスト」に追加されたユーザが聴いている曲を試聴するのが面白い。まったく色々な国の人が、色々な音楽を聴いているものだと感心させられる。最初に追加リクエストをいただいたのは同じ41歳のアメリカの黒人男性で、何か知らんが俺が"iLike"のサイトに行く度ほとんどオンライン状態だったりする。聴いている音楽もロックからヒップ・ホップ、クラシックにサルサと雑食極まりない。今追加リクエストを出している女性は、どう考えてもアメリカ人なのだが聴いている曲に"Zinseigekijou by shinichi mori(森進一「人生劇場」)"とか"Sayonara by Offcourse(オフコース「さよなら」)"とか、仮に日本人であっても理解に苦しむ選曲をしている。そういうリストを眺めているだけで、何だか面白い。
これってアレね、ちょっと"mixi"に似ている。この前麻雀大会の連絡を"mixi"経由でやったおかげで(未加入の友達をどんどん追加した訳だ)、日に一度"mixi"をチェックする機会がまた復活した。まあ今回登録した友達はほとんど更新してないのだけど、足跡リストなんかをつらつら眺めて「ああ来てたんだ、元気にやってっかな」なんて思ったりする。それと近いニュアンスのことを、深夜に"iLike"でもやっているという訳だ。何となく淋しさを埋めている感じね。

舌足らずな感じだな。まあ、興味があれば使ってみて下さい"iLike"。こいつのせいでパソコンで音楽を聴く趣味のない(ネットラヂオは別だけど)俺が、あまり使ってなかったiTunesを使う事が増えた訳である。