日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

QUAD 11Lはかなり素晴らしい

で、だ。前の記事で自分のシステムに“最近ちょっと自信喪失していた”などと書いたのは、このQUADの小型ブックシェルフ型スピーカー11Lを試聴してしまったからなのだ。
実は先週のこと、わざわざ麻雀をしに北見へ帰郷した(といっても彼の実家はすでになく、あまつさえ本人は現在引越した実家に居住している訳だが)畏友アメリア氏を連れて、いつものオーディオショップYAMADENに行ったのである。もちろんこの"C定位に立った男"を更なるピュアオーディオの泥沼に引きずり込もうという画策故である。
この時、思いがけない逸品を見つけてしまったのだ。それがQUAD初のダイナミック型小型スピーカー L11である。
ペアで実売価格8万円以下というお手頃な価格はオーディオ初心者のアメリア氏に薦めやすく、菅野沖彦氏ほか多くのオーディオ評論家が絶賛している製品でもあるQUAD L11。いやすごい、この値段でこんな音を出してくるなんて思いもしなかった。
たまたまリファレンス用のCDを持参していなかったので、アメリア氏も俺も知ってる平原綾香の「ジュピター」を聴く事にしたのだが、オーケストラの音場が広がり、ブックシェルフ型とは思えないほど朗々と音楽を鳴らしきる。高域は耳に優しく響き、低域はだれることなくタイトに鳴る。ボーカルと楽器演奏を非常にナチュラルに聴かせてくれる、これは本当にいいスピーカーだ。たぶんアンプやプレーヤーを良くすればするほどいい音を出すに違いない。この値段でしっかりとピュア・オーディオの名に恥じない製品を出してくるのだからさすがはクォード、といいたくなるのは菅野御大ばかりではない。
CDプレーヤー、アンプ、スピーカーの一番シンプルなオーディオセットを10万円ぐらいで揃えたいという人がいたら、俺は迷わずこのスピーカーを勧める。残念だが俺が使ってるスピーカー minipodが横にあってもこのクォードを薦める、という迷わずマスト・バイの逸品である。アメリア氏も早く購入するように(笑)。