日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

結局おれら消費者は悪としか思ってないんじゃないアンタら?

*ITmedia ライフスタイル「速やかに『iPod課金』を 音楽関係7団体が強く要望」
こういう“関係団体”の意見が、どうしようもなく「尻の穴が小さい」と思ってしまうのがおれの偏見なんだろうが、当該記事の「iPod課金」という言葉の選び方にも、関係団体の要望が消費者ニーズからかけ離れているというITmediaの認識が、微妙に反映されている気がする。煽ろうとしてるもんな、この言い方は。大体ね、コピーワンスとか平気で推進するようなことやってりゃあ、幅広い理解は得られませんわな。消費者の誰も難しい事言ってる訳じゃなくて「どーして自分で買ったもんを好きに利用出来ないんだよ?」って話なんですよね、この手の話題に通底している気分っていうのは。
思うのだけど、もし課金するならCD-Rとかのメディアじゃなくて録音機器だろうさなぁ。MDとかカセットテープならまだしも、CD-RとかDVDに音楽著作権の課金は無理筋だよな。それだったら他の幾多の著作権関係団体にも払われるべきだろうし。
だから逆にさ、iPodのような、そもそもヘッドフォンがついてるようなHD/フラッシュメモリプレーヤーに課金するってーのは、まぁわからないでもない。ただですね、その課金がどういう風に著作権者に支払われてるのかっていう部分が不透明なんで、そもそも払っていいよって気持ちにならないっていうのはありますな。当該記事に「平成15年を例にあげれば7343人の実演家に平均5万5693円が分配されており、決して少ない額ではない」と書かれていますが、どういう根拠でこの方々に払われているのか、そしてそもそもここでの標記が「実演家」となってるって事は、この発言が「日本芸能実演家団体協議会」のものって気がするし、じゃあ他6団体はどうなのよ? っていういちゃもんもある。


さっき思いついたのだけどさ、iPodとか買う時に「この機器購入に関わる保証金は○○○にあげて下さい」って払い先書いてもらえば? 一台につきひとり・1グループに、もしくは書きたいだけ(笑)。
いま問題なのはさ、たとえその保証金制度がある程度正しいとしても、業界全体を俯瞰して見ればその発言が「その前にやることいっぱいあるだろうがお前等」っていう風にしか見られないという、それだけの事でしょう。CCCDレコード輸入権と歩みをすすめて来た酬いだと思いますよええ。