普通の“音楽好き”の考えなのにね
“ふっかつ!れしのお探しモノげっき”の「今日の一発目、コーネリアスのインタビュー」で知りました。大本の記事は“HOT WIRED JAPAN”の特集記事「クリエイティブ・コモンズのライセンスつきCD『The WIRED CD』に参加するコーネリアス/小山田圭吾 インタビュー」
── 輸入権問題についてはどうでしょう? 国内、海外共に作品をリリースされている立場ですが。
今、マタドール(*注コーネリアスの海外所属レーベル)から出しているものと、日本で出しているものは内容は違わないんです。アルバムが日本盤だと3000円くらいだけど、向こうでは12ドルくらい。だから、日本盤を買ってくれた方が、お金は入ってくるんですよ。でも、海外のアーティストのリミックスをやって、その作品が日本盤で出ない場合、聴けない可能性も出て来ますよね。自分の利益だけのことを言っちゃえば、(輸入盤が)入ってこない方がいいんだろうけど。それ以上に、自分が輸入盤を買えなくなるほうが切実ですね。自分の作品は置いておいても、単純に自分が輸入盤を買えなくなるっていうのは非常に困る。(笑)
音楽をただ商品としか見られないようなJASRACとかの偉い人たちはさ、あなた達が守っているという著作権者(クリエーター)がこういう考えを持っていて、自分たちのやってる事が180度逆の事やっているなんて省みる事なんか絶対ないんだろうね。彼らが杓子定規に守っているのは「著作権者」じゃなくて「著作権」だからな。著作権保護期間延長だとか何だとか、何でもアメリカのやる事がいい訳じゃねーぞおい。聞いてる?