日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

優雅な日曜日の午後ではあった

だんだん良くなって来ています。まず、ジャケットの二人がすごくいいですよね。エラがとても可愛い。まぁ可愛いと言われて彼女にしたいかと言われると困るけどさ、このはにかんだ表情っていうのは、こう、かなりぐっと来るものがありますね。数多い女性のチャームポイントのひとつだと思う。もし目の前にいる女性がこんな表情をしたら、本当に惚れちゃうかもしれない。その隣で“ニッ”って微笑む、ルイ・アーム・ストロングの風情がまたよろしい。若い頃には少しは遊んだことのある鉄工所のおじさんって感じでさ。
どちらからも、あたたかい、日なたの匂いがする。ジャズっていうのは昔から“夜の音楽”ってイメージで語られて来て、それはそれで間違いと言うのも大人げないしそう間違えている訳じゃないけど、このアルバムからはそういったダークトーンなイメージよりも、そっとテーブルにおかれた珈琲のような、さりげない暖かさで聴く人を包み込んでくれます。いや本当にいいんだってば。特に一曲目の「お友達になれない?(いいタイトルです)」とか九曲目「チーク・トゥ・チーク」とか。和みたい時のBGMにどうぞ使って下さいませ。オスカー・ピーターソン・トリオの演奏もいいです。