"Switch"の第二段か、Mac mini

巷ではきっとApple初のシリコン型iPodこと"iPod shuffle"が話題だと思うんですけど、俺的には激安macこと"Mac mini"が結構衝撃です。値段もさることながら、その戦略が。
うちに送られてきた"Apple eNews"の紹介文なんですけど「最新のデジタルライフを手に入れる最もシンプルな方法：あなたがディスプレイとキーボード、マウスをすでにお持ちなら、あとは「Mac mini」をプラスするだけです」って書いてありまして。これはようするに二台目のパソコン、セカンド・パソコンとしてどうぞ、と云ってるようなものですよね。なんか北海道の田舎によくある１台目は家族用のワゴンタイプ、２台目はお買い物用の軽自動車って感じです。違うか。いやちょっとだけ近いぞ。「58,590円から購入できるMac miniは、Mac OS XとiLifeを楽しむための最も身近な方法です。お手持ちのディスプレイとキーボードとマウスをつなぐだけで、驚くほどコンパクトなMacが多くの方にお求めやすい価格で手に入るようになるわけです」とジョブスも云ってるようですから、これはパソコン云々というよりすでに"Mac"という面白いマシンを買え、って云ってるようなもんです。大体今ディスプレイにキーボード、マウスなんて２、３万もあれば揃っちゃいますからね。
一時（というか今でも）Windows Userに対してMacにチェンジさせようという"Switch"キャンペーンってぇのをしてたAppleですが、ここにきてやや後退というか華をとらずに実をとると云うか、今の"iPod"User をターゲットにおいて、すでにパソコンとしてではなく、そう彼らのいう"デジタルハブ"としてのMacを提出したって感じです。iPod+iTunesを楽しんだり、"iPhoto""iMovie""iDVD""GarageBand"といった"iLife"を楽しむためのマシンという位置づけって感じがしますよこいつには。そう考えれば、Winとの互換性がどうこうって話にならないものな、デジタルハブなんだから。
そうであれば、この価格このデザインでどこまで売れるか、非常に興味深いです。