日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

大人になったものよ

ブルー

ブルー

音楽を聴いて「俺も大人になったなぁ」と感慨を抱いたのは、エルヴィス・コステロとこのジョニ・ミッチェルを聴けるようになった時だ。特にジョニ・ミッチェルはずいぶん昔に「コート・アンド・スパーク」を買っていたのに、何度聴いても胸に落ちてこないので、長らく棚で眠っていたのだ。これがどういう事か最近になって何度目かのチャレンジの結果いきなり胸に染みてしまった。たぶんk.d.ラングの新譜で聴いた「カリフォルニア」が呼び水になっていたに違いないとは思うのだが、言葉に出来る理由らしい理由なんてないものだから、結局「俺も大人になったなぁ」というよくわからない感慨になってしまうのだ。
大人の女・大人の音楽、それがジョニ・ミッチェルステレオタイプ。そこからこちらも一歩たりとも出ていないが、長くつきあえる歌手を手に入れられた気がする。とはいえ「ブルー」のジョニ・ミッチェルはまだ20代のはずなのだけどね。俺より年下じゃん。ま、女の方が男よりも“年上”だったりするのはよくある話だけど。
たとえどんな作品であれ、わかる時は一発でわかるのだ。