日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

力無き音楽好きとして出来る事

こんなメールを送った。

衆議院文部科学委員会
 理事 自民党 渡 海 紀三朗 様(与党筆頭理事)
 理事 公明党 斉 藤 鉄 夫 様
 理事 民主党 平 野 博 文 様(野党筆頭理事)

突然の電子メール送信をお許し下さい。
小生、北海道は○○○で■▲●をしている hirofmix と申します。
(注:上一行の記号部分は正確な住所と職業、hirofmix の部分は本名を記載)
すでに同じような内容の電子メールを何通もいただいている事でしょうから、
すでに読み飽きていらっしゃるかも知れませんが、是非とも読んでいただければと存じます。

今回参議院を通過しました、音楽CDの逆輸入禁止を盛り込んだ著作権法改正案について、
いわゆる「輸入権」問題について、先生の良識的判断を強く、強く期待します。
今回の改正案が衆議院文部科学委員会で可決された場合、
小生はもう政治家の皆さんを絶対に信じませんし、許しません。絶対に、です。

それでなくとも、現在レコード会社が推し進めているコピーコントールCD(CCCD)
の販売数が増えてきているのに、
小生は大変胸を痛め、憤っています。
小生はパソコンや携帯用の音楽プレーヤーで、CDからコピーした音楽を楽しんでいる者
です。
CCCDでは、特に私が愛用しているパソコン(アップル社 マッキントッシュ)では、
この楽しみが味わえないのです。
いくらその歌を、音楽を聞きたい歌手や演奏者の作品がレコード店に並んでいても、
それがCCCDなら、買えません。買いません(それで買うのを止めたCDなら、何枚も
あります)。
通常のCDより音が悪く、パソコン等で楽しむ事も出来ず、
しかも、CDプレーヤーを壊してしまう可能性(それはCCCDに免責事項としてちゃん
と書いてあります)がある商品など
どうして安心して買えるでしょうか? それに加えて「輸入権」による輸入盤廃止?

小生は輸入盤をそう買う人間ではありません(近くにそんな立派なレコード屋はありませ
んから)。
しかし現在のようにCCCDばかりが棚に並ぶような状況では、輸入盤購入をどうしても
検討せざるを得ません。
それに加えてその輸入盤さえ発売されなくなったなら、
CD自体をまったく買わなくなる事はないにせよ、その枚数は間違いなく著しく減るでし
ょう。

たぶん、昔発売された作品の普通のCDを、中古レコード屋で探しまくるでしょう。
友達が持っている普通のCDを借りて、パソコンで複製を作って我慢するでしょう。
それこそ今までやった事のない、インターネットによる楽曲の違法コピーさえ検討する事
になるでしょう。
小生のような消費者を裏切るようなレコード会社に益になるような事は絶対にしない、と
いう信念を持つでしょう。

CCCDにしても、今回の「輸入権」可決によって引きおこる輸入盤締め出しにしても、
現在レコード会社が推し進めている事は、間違いなく(絶対に)、今以上に消費者を減少
させます。
これらの愚行は、CD売上不振に対しての、レコード会社のあまりに近視眼的な判断とし
か思えません。

話はずれますが、今回のご判断いかんでは、先生の政治家生命さえ危うくなる可能性があ
る事を、
小生は心から心配するものです。
今回の件をマスコミが大きく取り上げられた場合、矢面に立つのは審議の中心になる先生
方でしょうからね。
脅し文句のような事を申し上げて失礼しました。言葉がすぎたようです。
ただ逆の言い方をすれば、今回の改正案を先生方が、例えば「白紙撤回」とした場合、
先生方のお名前は、どんな高額な宣伝よりも安価に、そして確実に、
政治不信といわれて久しい若い有権者層、また「浮動票」と言われる有権者層、
そんな「組織票」から外れた有権者の心にいつまでも残るものと、小生は確信します。

文章が長くなって申し訳ありません。
それほど小生が、今回の改正について強く憤っている事を、どうぞご理解願います。
また電子メールとはいえ、国会議員の方に(それも選挙区外の議員の方へ)直接このよう
な文章を送った
ような経験もないもので、色々と感情を害されたかも知れません。どうぞご容赦願います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
重ねてお願いいたします。
著作権法改正案について、先生の良識的判断を強く、強く期待します。よろしくお願いし
ます。

追伸:私がいま東京に住んでいたなら、仕事を休んででも反対デモに参加するでしょう…

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