日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

今宵の一曲

ザ・ケルン・コンサート



おすすめ平均
人気があるのはごもっともだが...あたしゃステアケイスのが好き
買ってからどれくらい経つんだろう…
あらゆるジャンルを通して最高のピアノアルバムのひとつ

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村上春樹が大嫌いと宣うジャズ・ピアニスト、キース・ジャレットの名盤。いやぁ戻ってきましたよ半分近く諦めていたのだけど。そりゃ買い直せばいいって言われたのだけどさ。
こいつは70年代のアルバムで、思うに当時はジャズピアニストのソロピアノアルバム、しかも全曲即興演奏というのは相当インパクトがあったと思います。世紀を跨いだ今のおいらが聴くとただただ美しいというだけで、それ以外の小難しい感想はありません。最初の1曲目がコマーシャルに使われたらしいのだけど、リフの繰り返しから徐々にテンポがあがってくると、キースジャレットが“オゥ!”とか“フゥーッ!”とか声出しちゃうんですよね。そこがまぁ笑えると云うか(笑)。“おお盛り上がってんなぁーキース”という感じで。その集中力の表現と、そもそもこのCDを成立させているキースジャレットの自己表現という観念そのものが、村上春樹先生的にはお気に召さないのだろうと思われるが。でも奇麗なメロディーですよハイ。愛聴盤です。