日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

Palm は結局“負けた”んかい?

本国アメリカでは評判を呼んでいる Palm 社の最新型 PDA "Zire71"と"TungstenC"(ともにhttp://palm.com/us/)、確かにスタイリッシュである。このデザインの秀逸さはやはり本家ならではと言える。で、日本版の同機が出る予定などさらさらないところに、Palm 界の神様こと山田御大がこの度もさっそく「J-OS for Zire71 1.0b1」を発表した。"TungstenC" 版も早晩発表されるだろうまったくもって。Palm と甘く切ない愛を幾夜となく交わした神様ならではの早業である。さすがなめらかなボディラインのPalmに魂と○○をぶちこんだ漢は違う。
もちろんそれが悪ろうはずもないのだが、ここまで火急速やかに J-OS が対応してしまうと、Palm 本社も安心して日本版 "Zire71""TungstenC"を販売しないのではないか…といらぬ危惧をもってしまう。日本における Palm 市場はご存知のとおり株価激落 SonyCLIE シリーズが席巻しまくったおかげで Palm 社も Handspring 社も日本市場から撤退してしまった(それはまぁ仕方ないのだけど)。原則 Mac に対応していない CLIE しか市場にないというのは、マカーなおいらにはあまりに淋しいかぎりだ。おいらはハイレゾ対応の本家 Palm がほしいのである(涙)(だって CLIE のデザインって好きじゃないんだもん。PEG-SJ33 はカコイ―が)。
新製品のリリースというのは難しいもので、愛機の同機種の新製品なんかがバンバンリリースされると、それほど使い込んでいないのに色褪せると云おうか、結果愛着が湧かなくなったりする。
多品種少量生産PDA 市場を活性化させる Sony の戦略はわからんでもないけど(ようするにコンビニ戦略ですな。同系商品のヴァリエーションを増やすことで差異を際立たせて購買意欲を刺激し、少量生産で在庫保管にかかる経費を落とすって云う)、PDA を買うのは、個人的にはそう安くはない買物なので、末永くつきあいたいと思うのだが…… Palm や Handspring の製品には、やはりどこか“末永くつきあってほしい”というポリシーがあると思うのさ、たとえ10,000円を切るような PDA でも。そーいうところが好きなんだけどねー。