日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

新年明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます。いろいろご無礼多い小生ですが、今年も変わらぬご愛顧どうぞよろしくお願いします。

The Weight/その荷 (J. R. Robertson) The Band

I pulled in to Nazareth, was feeling about half past dead
 ナザレにたどり着いた時の俺は、もう半分死んだようなもんだった。
I just need some place where I can lay my head
 どこか横になれる場所が必要だった。
"Hey mister, can you tell me where a man might find a bed?"
「兄さん、どこかベッドのありそうな場所を教えてくれないかい?」
He just grinned and shook my hand, "No" was all he said
 奴はニコリと笑って握手して「知らん」と言った。


 Take a load off, Fanny Take a load for free
  その荷を下ろしなよ、ファニー 荷を下ろして自由になれよ
 Take a load off, Fanny and you put the load right on me
  荷を下ろすんだ、ファニー そうして俺にその荷をまかせてくれ


I picked up my bag, I went looking for a place to hide
 バッグを担いで身を隠す場所を探しに出ると
When I saw Carmen and the Devil walking side by side
 カルメンと悪魔が並んで歩いていた
I said, "Hey Carmen, come on, let's go downtown"
 俺が「おいカルメン、こっちに来いよ、街に行こうぜ」と言うと
She said, "I gotta go but my friend can stick around"
彼女が言う「行きたいんだけど、こいつもついてくるのよね」


 Take a load off, Fanny Take a load for free
  その荷を下ろしなよ、ファニー 荷を下ろして自由になれよ
 Take a load off, Fanny and you put the load right on me
  荷を下ろすんだ、ファニー そうして俺にその荷をまかせてくれ


Go down Miss Moses, there's nothing you can say
 下りて来いよモーゼの姉さん、お前さんに言えることは何もないよ。
It's just old Luke, and Luke's waiting on the judgement day,
 ルカ爺さんと同じだ、彼は審判の日を待っている。
"Well, Luke my friend, what about young Anna-Lee?"
「ねえルカ、若いアンナ・リーをどう思う?」
He said, "Do me a favour son, won't you stay and keep Anna-Lee company?"
「お願いなんだが、ここにいてアンナの仲間でいてやれないか?」


 Take a load off, Fanny Take a load for free
  その荷を下ろしなよ、ファニー 荷を下ろして自由になれよ
 Take a load off, Fanny and you put the load right on me
  荷を下ろすんだ、ファニー そうして俺にその荷をまかせてくれ


Crazy Chester followed me and he caught me in the fog
 俺の後についてくる気狂いチェスタが霧の中で俺をつかまえた。
He said, "I will fix your rags if you'll take Jack my dog"
「うちのジャックを飼ってくれたらよ、お前の面倒を帳消しにしてやるよ」
I said, "Wait a minute Chester, you know I'm a peaceful man"
 俺は答えた「待てよチェスタ、ご覧のとおり俺は平和主義者だぜ」
He said, "That's okay boy, won't you feed him when you can?"
 奴は言った「かまわないさ坊や、やれるときに餌をやってくれないか?」


 Take a load off, Fanny Take a load for free
  その荷を下ろしなよ、ファニー 荷を下ろして自由になれよ
 Take a load off, Fanny and you put the load right on me
  荷を下ろすんだ、ファニー そうして俺にその荷をまかせてくれ


Catch a cannonball now to take me down the line
 そうしていま俺は弾丸列車に乗り込むところ
My bag is sinking low and I do believe it's time
 俺のバッグはぺしゃんこだし、もう潮時だ。
To get back to Miss Fanny, you know she's the only one
 ミス・ファニーの元に帰るよ、ようは彼女ひとりだけだった。
Who sent me here with her regards for everyone
 皆へと向けた彼女の心づかいとともに、俺をここへ送らせたのは。


 Take a load off, Fanny Take a load for free
  その荷を下ろしなよ、ファニー 荷を下ろして自由になれよ
 Take a load off, Fanny and you put the load right on me
  荷を下ろすんだ、ファニー そうして俺にその荷をまかせてくれ

 新年早々名曲 "The Weight" を意訳してみました。いくつかのサイトでの訳を参考にしたのは言うまでもないが、相変わらず意味の飲み込みにくい歌詞である。モーゼとかルカとか聖書に登場する人物名が配されているから、そういった意味があるのだろうと思うのだが、どなたかご教示願えないだろうか。
 歳をとる度に怒りっぽくなり、辛抱強さがなくなり、そして涙もろくなりますが、小生もその例にもれず、この曲のイントロを聞くだけで涙腺が緩みます。嫌ですな。今年も「年を取るのは素敵なことです、そうじゃないですか(中島みゆき「傾斜」)」とほざくのはまだ無理です。