日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

昔の話

*『スズナリ』が一番好きな劇場だな("下北青春Street"Vol.5 柄本明)

大木「表現行為をする人ってのは、必ずもうひとりの自分がいるもんなんだね。去年、亡くなった演出家の太田省吾がね、劇場というのは社会性を持ちにくい連中が集まる場所だって言ってた。えもっちゃんから芝居をとったら、ただの役立たずな男だもんね(笑)
柄本「そんなことないですよ(笑)! 俺だっていろいろ、うちで料理とかやるんだから、あなた。でもね、芝居やってる限りは切符なり何なり買ってもらわないとなんだよね。こっちは潜在的な失業者だから」

偉いなぁ、うちで料理とかやるんだ柄本明。俺もやるけどさ(笑)。まあそんなことはともかく、演劇をめぐる感情なんてこんなものだったですね。いやまあ、そう一方的に決めちゃうのも、現役を離れ(というか現役と言える頃があったのか俺)この年になる自分からするとどうかな、と思わなくもない。それこそもう一人の自分としては。