日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

Wiiが発売なんですって

ネット界隈では売る毎に赤字が増えるというPS3より評判がよろしげな任天堂"Wii"。さっきテレビを入れたら、すでに深夜にも関わらず行列が出来ていましたね。PS3の時は品薄で一部量販店しか在庫が豊富ではなかったそうですが、Wiiは価格も安いし、そーゆーことはないでしょう。
で、最近ちょくちょく見ている「ほぼ日刊イトイ新聞」「Wii発売前夜祭」という企画をやっておりました。楽しそうですな。しかしWiiってでかい画面とでかい部屋が必要ね。ゲーム愛好者に少なくない六畳一間暮らしの若者にはなかなか厳しいゲーム機かもな。
「ほぼ日」はテナントショップみたいなもんだから、何をどうチョイスしてどう売ろうが何て事はないのですが、こんなことを云う方もいるようで。
 ほぼ日でWii前夜祭 [dh memoranda]

しかし、どうして発売日前日なんでしょうか。みんな明日になれば手にはいるから、一日先行で話題をさらおうという企画なのか、それとも「一日早く手にいれられていいでしょー」的みせびらかしなんでしょうか。明日を楽しみにしていたユーザーは、これを見てどういう気持ちになるのか考えなかったのだろうか、と思ってしまいました。明日、みんなと一緒に楽しめばよかったのに、と思い、ちょっと残念な気持ちになりました。

 ほぼ日刊イトイ新聞でWii 発売前夜祭開催中、それはちょっとないんじゃないの?イトイさん。:[mi]みたいもん!

さっきずっと考えているのですが、前夜祭をやる意味がどう考えても見えません。

逆に明日やることの意味はいくらでも思いつきます。

明日はきっとブログでもエントリーが上がりまくるはずなので、この企画が同時進行で動いていればリンクも貼りまくられたはずです。いっしょにやるから盛り上がるわけです。

もちろん、前夜祭もくそもなく、イトイ事務所に発売前からWiiがあるだろうということは容易に想像できます。イトイさんと現社長の岩田さんはマザーからの旧知の間柄ですし、岩田さんが社長でなくてもイトイさんと任天堂の関係は深い。

ただ、そのことと前日(つまりどんなに努力しても一般人は遊べない日)にこの前夜祭を行うことは全く別の話です。

普段からゲームのレビューなどをしている媒体ではなく、イトイ事務所のみなさんが遊んでいる光景というのは、イトイ事務所とユーザーの土俵の違いを浮き彫りにしています。もう少し言うと、例え土俵が違っていたとしても、土俵の違いを見せ付ける必要は全くないはずなのです。

何をそんなに僻んでいるんだ。別に糸井重里の肩を持つ気はないがそんな風に誰も思っていないと思うんだよオジサン思うに。「ほぼ日」見てる人がみんなブロガーな訳でもなし、というかそーゆー人たちよりも、噂程度にしかWiiを知らない「ほぼ日」顧客向けの宣伝程度のものじゃないですか(で、それはゲーマーよりも普通の人たちをターゲットとしたWiiの戦略とも合致すると思う)。そんなに羨ましがらなくても後でゆっくり遊べばいいじゃないかブロガー。俺なんかWiiはおろか、さっきまで死ぬほどPS2でグラン・ツーリスモやってたぞ、しかもグランツの3。難しいってあれ。
で、その後に小一時間「多幸症のひととき」を過ごしたのであった。*1

*1:追記(2006.12・02) 平田氏が再度「ほぼ日」の"Wii前夜祭"について書いている。「ネットはオープンなメディア」うんぬんと書いているけど、このことはただネットにおけるマーケティング手法として良し悪しをはかるものだと、Wiiにも「ほぼ日」にもさして思い入れのない(でもWiiは面白そうだと思う)オジサンなんかは思うのであった。ほとんどWiiなんかを知らない人にとって前夜祭は「ん? 何が明日売られるって?」という興味づけとWii自体の宣伝になるし、逆にもしかしたら発売日当日「お祭り」をやると、ゲーム好きの「身内の話」感を与えてしまうかもしれない(いやそれはわからんけどさ)。それにしてもWiiに寄せるぶろがーの期待値ってやたら高いのね、ビックリです。確かに面白そうだよな、家族持ちなら買おうって思うかも知れない。