日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

札幌で買った本たち

最近おれの中で本屋と言えば「紀伊国屋書店札幌本店」である。おしゃれ好き小洒落たもの好きなおれにとって、あの広い店内に一階入口、二階のイノダコーヒー(煙草吸えない)は堪らないものがある。という訳で、札幌に行った際には必ず詣でなくてはならない場所の一つである(他にはタワレコと音楽バー"tutti"と喫茶店"POEM")。先週の木曜日にも当然のように行ってきた。戦利品はこちら。

ブルーシンジケート―穂村弘+井筒啓之歌画集

ブルーシンジケート―穂村弘+井筒啓之歌画集

処女歌集「シンジケート」を買ったつもりで間違えて購入した一冊。「シンジケート」の歌のいくつかをとりあげ井筒啓之のイラストをそえた歌画集です。しかし「彗星をつかんだからさマネキンが左手首を失くした理由は」はグッと来るよな。
ジャズ・ヒストリー

ジャズ・ヒストリー

これは面白い本です。ジャズを「お勉強」するにはぴったりだと思う。非常にクールに書かれているのが好感が持てます。
新レコード演奏家論 (SS選書)

新レコード演奏家論 (SS選書)

季刊「ステレオサウンド」誌の重鎮にして老害……ごほっごほっとまぁ2chのピュアAV板で常に叩かれる菅野沖彦御大が満を持して発表したオーディオ評論。いやさすがにこういう本はまかり間違ってもおれの住む街には入荷しない(笑)。
おれ自身は、他のオーディオ評論家に比べて菅野氏の文章には、相対的に説得力があると思っている(菅野氏以上の書き手となると嶋護氏、時点で和田博巳氏だと思う)。まぁステサン誌での発言は常に生意気極まりないので老害呼ばわりされるのは仕方ないだろうが、何せSP時代からの猛者である。その遍歴を知る上でも読んで損のない一冊だと思う。突っ込みどころもあるが、やっぱり面白いよこれ。