日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

煙草と世界の不思議

*「それ自体は重要でない何か」
「1956年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業、同大学院博士過程修了。現在、情報科学芸術大学院大学教授。専門は美学、現代思想」という吉岡洋のオンラインエッセイ。煙草についての文章はそれこそあまたあるだろうけれど、今取り合えず見つけたこのエッセイの「それ自体は重要ではない何か」という煙草の捉え方は面白いな。
しかし上野千鶴子ってヤな女だなぁ(吉岡氏との対談があったんで読んだのだけど、自己言及的な物言いがカンに障るな)。


今日は何故か車のラヂオでも上司との会話でも禁煙の話が出て、またぞろ「止めようかな…」という淡い思いがわき起こったのだった。
煙草を吸うひと時は、日常の中のやはり得難い幸せのひとつだったりするが、ただ珈琲の味覚が高まるかも知れない、というあてどない希望が周期的に起こり、ふと「止めようかな…」と思ってしまうのだ。その思いは、もう忘れてしまった過去に対する、あてのない後悔のようだ。