日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

新型 iMac 発表

安いと思うけどなやっぱ

最近恒例と化している朝のメールチェックで「Apple eNews - Japan 2004年8月31日 No.74」のhtml メールが届いて、今回の新型 iMac を見た。
「これがデスクトップコンピュータ?」と驚かれた方─ 新しいiMac G5が、これからの「スタンダード」です
うーむ。スラドのマック部屋ではすでに喧々諤々の模様である。
真正面から見ると、現行 eMac の接地部分切り落としたようで、これはこれでそう悪くない。けれども斜め前方、真横から見たデザインは、安定感のない落ち着かない印象を与える(Apple eNews の写真は斜め前方からのショットだった)。
初代 iMac、そして二世代目と、そのデザインの<奇抜さ>は iMac の売りである。それに比べると今回の iMac にはそういったインパクトがまるでない。あのマックのデザインが持っている「あるべき PC の未来形」という幻想も見せてくれない。はっきり云って、これはマカーにとって大きなマイナスポイントだ。マカーはアップル製品を買うことで夢を買っているのだ。コンシューマー向けであっても高額なのはその夢の対価である。
けれどもネット上での画像のみでデザインを評価する事は出来ないと思う。何せ発表段階で小生的に評価の低かった現行 iMac (二世代目)の現物を見た時に、思いがけず物欲をそそられた経験がある。やはり実物を目の前にしなくては最終評価は下せまい。
ただネット上での画像を見た限りでの新型 iMac は「戦略的」だと小生は思っている。
小生のファーストインプレッションは「Winっぽい」だった。職場のデスクで場所を取らないモニタ一体型の Win PC を連想させるデザインだと思う。マカー的にはかなりつまらない印象のデザインなのだけど、逆に最近の iPod からマックにそそられつつある Win PC ユーザにとっては、それほど違和感のないものだったりしないだろうか。
また「コンシューマー向け PC としては高額だ」と常に叩かれる iMac だが、現在最高クラスの CPU である G5 搭載型でこの値段は、アップルとしては相当戦略的な価格設定ではなかろうか。実は小生も懸案の三台目購入を考えない事はないのだが、この価格で G5 が手に入るなら…と考えてしまった。二代目の登場時から iMac は、現行ユーザへ向けての CPU グレードアップマシン購入を働きかける位置づけとなっているはずだから、今回の G5 搭載とこの価格は、アップルが G5=64bit PC への移行を宣言したようなものではなかろうか。
まずは現物を拝まなくては話にならない。今月札幌へ行った折りには確認出来るだろう。
参考:「iPod人気にあやかりたい――iPodデザインチームが手がけた新型iMac(ITmedia PCUPdate:Mac)」
   「外見だけじゃない――新型iMacは内側も「クール」に(ITmedia PCUPdate:Mac)」