日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

真白な陶磁器を…

とりとめのない一日を言葉でまとめて形を与えるのは、確かに楽しい作業だ。何でもない一日が、孤独で売れない無名詩人のささやかであるが故に愛するべき一日のように変わり果てる事だってある(もちろんここでいう無名詩人には、局所的に熱狂的な愛読者が少数ながら存在し、インターネットを検索すればそれなりのヒット数を誇る非公式ファンサイト、応援サイトのひとつやふたつは存在する)。そんな風に自分以外の「本当の自分」なんて避難所を作りおおせれば、胸のわだかまりだって数分は忘れられるだろう。けれどもそんな風に日常から脱出出来ない夜が続けば、物事の暗い面ばかりが優しい笑顔でおいらを抱きよせてくれる。彼女とつきあう上での難点は、なくした欠片が埋まったように出口が見えなくなることだ。灯をつけるように言葉を探そうにも、なまくらなナイフはキャンバスを切り裂く事も出来ない。
そんな、毎日でした。今日で終わった訳ではないけれど。
確かに笑ったりする事はあるのだけれど。ね。
明日は映画でも見に行こうと思う。しかし一人で見に行くのもなー(ミニシアター系じゃないんだから)。