日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

最近ふっとした折りに思うこと

もう誰からも愛されないのかな、ということ。良い思いをすると、失った時に辛いですな。その時はそれが良い思いだと、それほど思っていないのに。
ま、そういう事もあるでしょう。何せ人生ですから。

七年前に捨てられてそれから自分は強くひとりで生きては来たが みんながああして家から手紙を貰ってよろこんでいるのを見たりすると 親や故郷を知らない自分がさびしくなるなあ どんなに立派に出世しても その出世を心からよろこんでくれる親や兄弟が僕にはいないんだ ひとりっきりというのはさびしいものだなあ
田河水泡のらくろ鬼少尉」より)

のらくろといふのは、実は、兄貴、ありや、みんな俺の事を書いたものだ」
小林秀雄「考へるヒント」より)

のらくろ」を知らない人もいるんですからな、仕方ないです。

という訳で(実にいい加減にまとめられる良い言葉だ)、明日から日曜日まで北国の首都・札幌へ旅立ちます。変わらないものと、変わってしまったものを見届けることになるんだろうな。ではでは。