遅ればせながらのヴァレンタイン報告
とりあえず、仕事の波をひとつ越えて気が楽になったhirofmixでございます。皆さま如何お過ごしですか。ゆら嬢もお元気ですか。
そういえば今年のヴァレンタイン・デーはいつもとひと味違ってました。突然女性からチョコレートのかわりにCDを贈られましたよ。いや単純に昔貸した(そして貸した事も忘れていた)CDが帰ってきて、貸した相手の女性(というか女子高生。貸したのは確か中学生の時)から「長々と借りたお礼に」といっていただいたのですがね。ちなみに貸した(そして貸した事も忘れていた。だから内2枚は買い直した)CDは次のとおり。
- アーティスト: サニーデイ・サービス,曽我部恵一
- 出版社/メーカー: ミディ
- 発売日: 1997/10/22
- メディア: CD
- 購入: 3人 クリック: 80回
- この商品を含むブログ (158件) を見る
- アーティスト: BLUR
- 出版社/メーカー: PARLO
- 発売日: 2015/04/06
- メディア: CD
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (44件) を見る
- アーティスト: チボ・マット
- 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
- 発売日: 1999/05/26
- メディア: CD
- 購入: 3人 クリック: 35回
- この商品を含むブログ (66件) を見る
- アーティスト: Cocco,こっこ,根岸孝旨
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2000/06/14
- メディア: CD
- 購入: 3人 クリック: 53回
- この商品を含むブログ (161件) を見る
おまけに夜は女性と二人だけで夕食を伴にしましたよ*まあその女性ってーのが町内きっての腐女子なので、その手の話題が嫌いじゃない(しかし決定的についてはいけない)俺がストレス発散相手になっているという、色っぽい展開のかけらもないのですが。残念ではあります。とりあえず鶏と大根の煮付けはありがとう。まあ、42にもなったしね。色々ありますよ、人生。(*3月3日追記:夕食をいただいたのはヴァレンタインではなくて誕生日の夜でした。慎んでお詫び申し上げます。ごめんなさい透耶様)
胸の底の熾火のように
- 作者: 山本夏彦,藤原正彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/02/28
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
有名な短文の終わりを引用する。
荷風の人物は彼が好んで援用した儒教的モラルからみえば低劣と言うよりほかない。それなのに荷風は今も読まれこれからも読まれ、日本語があるかぎり読まれるのは、ひとえにその文章のせいである。その文章は「美」である。荷風は日本語を駆使して美しい文章を書いた人の最後のひとりである。おお、私は彼を少年のころから今に至るまで読んで、恍惚としないことがない。些々たるウソのごときケチのごとき、美しければすべては許されるのである。
山本夏彦「美しければすべてよし」より
この文庫には引用した文末の次頁に永井荷風翁の写真があって、これがまたどのような理由であれ近づきたくはない人としての要件をその顔だけで満たしている。山本夏彦の短文はその短さ故か、読み終る度、胸の底の熾火のありかを知らされることになる。