月曜日。仕事を終えて、そのまま家に帰るのが億劫で、ペットボトルのお茶を買ってから、家の反対方向へ車を走らせた。 助手席側の窓ガラス、暗い夜の空の向こうで、エノラゲイの爆撃のように一瞬光が放たれた。雷だ。 雷の好きな人がいる。 そいつは雨が降り…
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