日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

終日課内制手作業印刷業(または番宣)

 じつはここだけの話だが、初夏の6月の第一土曜日、日本を代表するジャズ・クラリネット奏者の北村英治さんがわが町にいらっしゃる。今日はそのコンサートのポスターとチケットをせっせと作っていたのである。

北村英治wikipediaより引用)
慶應義塾大学在学中にクラリネットを学ぶ。22歳でプロデビュー。30歳の時、憧れだったベニー・グッドマンが来日した際には彼の目の前で演奏し、賞賛を受けたこともある。
その後、50歳を過ぎてからクラシックの要素を取り入れた演奏も行なうようになり(そのために後輩にあたる村井祐児に弟子入りし、クラシックにおけるクラリネットの演奏法を学んだ)、音楽の幅が広がった。
その後も日本のジャズクラリネットの草分け的存在として、欧米のジャズフェスティバルにも招待されるなど、幅広い活躍をしている。 80歳近い高齢ではあるが、現在でもライブハウスでのセッションを精力的にこなしている。
ジャズの作曲も手がけており、「五月によせて」などの作品がある。
2007年4月、旭日小綬章受章。

 コンサート名は「北村英治・ライブ・アット・ジェリー」。ジェリーとはわが町の郷土館「ふるさと館ジェリー」の愛称である。当日は北村さんのクラリネットにピアノ&ヴォーカルとして高浜和英さんがお越しになる予定だ。Bluenoteのアルバムジャケットを模したポスターにほくそ笑んでいただける方がいらっしゃることを期待して止まない。
 ちなみにコンサート会場である「ふるさと館ジェリー」の館内には、北海道の開拓を担った屯田兵が暮らした往時の住宅が丸ごと保存されていてなかなか壮観であるのだが*1、同じ施設内に“メディアシアター”という150人程度を収容するホールがあって、北村さんはこちらでライブを行うのである。ジャズというのは誰もが耳にしているわりには観客数の少ないジャンルなのだが、アコースティックなコンサートであればこの程度の規模の方がなまじ大きなステージより演奏者の息づかいも感じられて良いかも知れない。
 チケットは来週月曜から販売開始となる。まだ新聞その他の宣伝はしていないので、興味のある方は湧別町教育委員会生涯学習課(文化振興係)まで問い合わせていただきたい。電話は01586-5-3132です。開場17:30 開演18:00、一般2,500円高校生以下1,500円は格安と言って良いかと思います(当日+500円)。ドリンクはつきませんのでご了承の程。

 僕らの世代ではTBSの音楽番組「サウンドイン"S"」で、ジャズピアニストの世良譲さんとともに品の良い北村さんを印象深く憶えている方もいるでしょう。御年81歳でもまだまだ現役のジャズマン・北村さんの小粋でモダンなコンサートに、どうぞお越し下さいませ。俺も待ってるぜ♪ ではお終いに北村さんの演奏を聞いてお別れしましょう。

*1:あとMacUserには嬉しい名機Macintosh SEが展示してあります。さすが学芸員Mac使いだけある。