日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

虹のように、血を吐くように

泡のように浮かび上がる言葉をすべて記録できたら面白いのに、と思う hirofmix ですこんばんは。何の話かって云いますとね。
ちょっと前に、うちの職場によく来られる方が自費出版の詩集を出したんです。処女詩集だけあって、わりと悪くない作品だったんだけど、それぞれの詩のテーマが大上段に振りかぶったものじゃなくて、ほんと一主婦の生活と意見。いや意見と云うより気分から書かれた詩ばかりで、そのささやかさ、他愛のなさが逆においらには良かったんですよ。
始終心の中で浮かび上がる気分や気持ち、胸の内の、ささいなつぶやき、ただそれだけのこととしか言い様のないものって、詩という形なら書き残せるんだなって、感心したんですよね。じゃあ書けるのか、と云われると弱るんだけど。

何にも云うことなんかないのだけど、神様ぐらいにしか話す相手のいないちっぽけな気分、というか言葉たちは、どうなってしまうのだろう。いつか胸の器を虹のようにあふれ出してしまうのだろうか、それとも血でも吐くように。