日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

shinya kimura という人のつくるバイク

 特別バイクが好きだったという過去は持ち合わせていない。けれどもshinya kimuraという人が造りだすカスタムバイクは、バイクマニアではない僕なんかにも強く訴えてくる美しさを有している。不必要なものをそぎ落とし、ただバイクが鉄の獣であることを露呈させる造形に、ここしばらくずっと心奪われている。書店に行った時には彼のカスタムバイクを掲載した雑誌、ムック本を探しているのだけど、まだ見つけられないでいる。

 バイクと運転者、おたがいがおたがいの失われた半身だったかのようにひとつになってロードを走行する様子には、限りない憧憬を覚えてしまう。
 世界には数多くの「カッコイイ」が存在するけれど、その「カッコイイ」を数多く感じ取れる自分でありたいと思う。ディレッタント、という他はないが。