日曜日の食卓で

とりとめなのない話が書かれていると思います

シン・仮面ライダー 最速上映を見終えた翌日の印象

ネタバレはないと思う。「それネタバレじゃん!」と読後思われたなら「申し訳ない!」と最初に書いておく。庵野秀明監督とのつきあいは、TV版エヴァンゲリオンが最初である。当時こちらでは放送されておらず、職場の知人が貸してくれたビデオテープで観た。 …

今日もどこかで「物語」は生まれる

最初に これは今年七月時点での感想に基づいて記されている。とある雑誌のエッセイ賞に投稿するため書いたものだ。今年、自分がどのようにして競走馬の世界に足を踏み入れたか、そのささやかなメモワールである。 この小文を書いてから幾月かを経て、ウマ娘…

「騎士団長殺し」を読んでいる途上で

小説に関して、僕は村上春樹の良い読者とは言えない。氏のエッセイのたぐいなら、ほぼ全部目を通していると思う(読んでいないのは『シドニー!』ぐらいしか思いつけない)。なので、文庫化された『騎士団長殺し』を、買っておいたハードカバーの第1巻で毎…

神田神保町

2019年(令和元年)5月19日 日曜日。54にして初めて、神田神保町を二時間近く歩いた。東京に来てはじめて、好きになれそうな街だった。そのことを少し、地下鉄神保町駅そばのドトール2階喫煙室で書きはじめる。 朝10時はまだ古書店はどこも開いていない。最初…

酔った勢いで「マリーゴールド」について書く

α station を聞いていた土曜日の朝だったと思う。「麦わらの帽子の君が揺れたマリーゴールドに似てる」という歌詞が耳に届いて、いやまた随分と古臭いけどいい曲だなー、90年代にこんな曲あったんだなー知らんかったわーと思っていたら、あいみょんの「マリ…

新年あけましておめでとう

もう今日は1月9日月曜日、新年からもう1週間以上が過ぎてしまった。新年の挨拶は消費期限が早い。今使っても晴れがましさはもうない。 何にしたって言葉や文章には賞味期限、消費期限がある。 いやいや早まった、言葉や文章のことじゃなく、扱うネタのことだ…

Anker SoundCore Sport が届きました

パソコン(Mac mini late 2012)の音をキッチンで聞きたくて、Bluetooth スピーカーの Anker SoundCore Sport を買って、今日届いた。Anker SoundCore Sport 防水Bluetoothスピーカー 【IPX7 防水&防塵 / 10時間連続再生 / 内蔵マイク搭載 】出版社/メーカー…

映画『ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK』を観てきた

北見のイオンシネマで上映するような作品でもないだろうから、旭川へ行くのはやむを得ない。映画の後に駅前のイオンで買物でもすれば、気分も変わるだろう。塞いだ気分を変えるのにぴったりに思えて、映画『ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK』を見に旭川デ…

雨はむずかしい

雨が降っている。 今朝は午前五時すぎに起きた。前日の初夏のような暑さが夜になっても室内に居残り、すぐに眠りつくことができなかった。寝る時に聞いていたドラマCDの科白が、思い出したくない夢のように、浅い眠りの合間に聞こえてきた。そうして、強い雨…

それとも、私も献花せねばならないのか

finalvent 氏のエントリー「そこに神社が建つだろう」を読んで思い出したことを書く。 北見市郊外の道道7号線を常呂へ向かう途中、数多くの「花」が巻きついた電信柱が立っている。*1 たぶんこの電信柱のそばで、交通事故死があったのだ。この「花」を見たこ…

「裏切りのサーカス」を観た

「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」で話題になっていた映画「裏切りのサーカス」を観た。裏切りのサーカス コレクターズ・エディション [Blu-ray]出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)発売日: 2012/11/02メディア: Blu-ray クリック: 24回この…

昭和88年夏の敗戦

去年の4月から毎週日曜日の午前中までに更新して来ましたが、ついに今日はこんな夕方の更新になってしまいました。夕方なのにまだ暑いです。シャワーを浴びても汗が噴き出てきます。あまりの部屋の汚れに掃除をせねばと思うのですが、あまりの汚なさに意志が…

何のことだかわからないなこれじゃあ

わが町の人口の半分ぐらいの人たちが「ここはあえて、各自100キロを走ってみようじゃありませんか」と申し合わせて全国からわが町に集結し、午前五時の号令を合図に一路南下する、というイベントがありまして、こんなブログ書いている場合じゃないのです。大…

iGoogleのかわりに自作ポータルサイトに移行したよ

自分専用のホームページサービスとして重宝していた "iGoogle" が今年11月1日で終了しますとアナウンスされたのが去年のこと、ぼくもSafariのホームページはずっと iGoogle にしていたので、Googleによる死亡宣告にはちょっと困ってしまった。ぼくと同じよう…

この淋しい国で生き残るために

たとえば2ちゃんねるのまとめサイト、そしてもちろん(スレにもよるが)本家2ちゃんねるも、なるべく見ないようにしている。見ればコメント欄にあふれる罵詈雑言に心が折れそうになるからだ。「顔も素性もわからないからって、よくまぁここまで悪し様に書け…

根雪よ、僕たちをめくらますその時の速さよ

彼は目を閉じて 枯れた芝生の匂い 深く吸った長いリーグ戦 しめくくるキックは ゴールをそれた肩を落として 土をはらったゆるやかな 2月の黄昏に彼はもう二度と かぐことのない風 深く吸った 何をゴールに決めて 何を犠牲にしたの 誰も知らず歓声よりも長く …

君はやさしい人だね

昨日も今朝も快晴で、それはもちろん、悪いことではない。ただ昨日の午後、舞台準備にいそしむステージの搬入口から晴れ渡った空を見たときに、こう思ったのだ。これはいったいどういうことだ。つい先週までストーブをつけた朝があったことや、ぐずぐずと冬…

この曲を聞くとギッチョンを思い出す。色んな曲を聞いたね。

カーテンを閉じない窓からの陽射しで目覚めた午前五時、前日までの疲れを取り戻すことは出来ず、二度寝の海にもぐりこんだ。そして午前七時前の朝の光が、二度寝のめざめがもたらすもったりとした後悔の念を、夏の日の雲の影のように、くっきりと浮かび上が…

タロットカードとリーディング

タロットカード? 「煩悩百八つじゃ足りないわ」「何でそれ自信たっぷりな物言いになるかな」「当たり前じゃないもうたまんないわよ」「あんなに偉そうな人だと気づかなかったわ今まで」「売れ残ったらだってさー」「たまんないわー」そんなある夜のテーブル…

えんがるのふくろうカフェで今日

いつもお世話になっている素敵な二人組ミュージシャン・やーるーずが切り盛りするカフェ「ふくろうカフェ」に、中村 中のライブ周知のため行って来た。開業したての頃はたしか夜が不定期営業と耳にしていた気がして、土日のイベント時ぐらいしか伺えなかった…

かわいいキャラが歌に乗せて死にまくるメルボルン鉄道公式のアニメムービー「Dumb Ways to Die」

というタイトルのページを今更ながら"Gigazine"で見つけてしまいましたので紹介します。Dumb ways to Die=くだらない死に方、という意味なんですが、どういう理由でこんな作品が作られたのか、当該ページで紹介記事を読みながら鑑賞すると良いですよ。公式サ…

夜の歌、ふたたび

"Life is very short, and there's no time for fussing and fighting, my friend.I have always thought that it's a crime, So I will ask you once again." 歌詞全文を書こうと思いましたが、ジョンが作詞したと言われているこのフレーズ「人生は短いんだ…

最近「Yahoo個人」を読む機会が増えました

最近ここでも引用することの多いやまもといちろう氏の文章を読むために、自身のブログとは別に記事を書いている「yahoo個人」もちょくちょく見るようになりました。おかげでやまもと氏以外の記事にも目を通してしまう次第。いいですね、こういうのって。 「Y…

君たちは本当にわかっているのかな

2chのまとめサイトなんだろうけど、たまたまはてなブックマークのマイホットエントリーで紹介されていた「金銭感覚が狂う趣味」というタイトルに朝から胸ときめいた訳ですよ。「なら当然あるだろう」「アレ以外にどんな『金銭感覚が狂う趣味』があると言うの…

名前のない青空

黄金週間後半の折り返し点を曲がった日曜日、オホーツク海側のこの町もようやく晴れた。先週からの連休前半から「忘れる気でいるんでしょ、そうはさせないんだから」と恨みがましく、春五月の天候は冬のそれに逆戻り、ほんの昨日まで道路は雨雪で黒く濡れて…

被害者みたいな言い方は、もう止めにしましょう

前にTwitterにも書いたのですが、自民党党首にして我が国の首相である安倍総理が憲法改正の際によく口にされる「戦勝国アメリカによる押し付け憲法」って言い方は、格好悪いから止めた方がいいのに、とわたしなんかは思っています。 そりゃあ、占領下で作ら…

メラニン色素

「それがメラニン色素」「ああ…ジャガイモがこういう色になったの見たことあるわ」「中学校の実験」「美味しいわぁ、メラニン色素」「何か作る?」「十分すぎるけど」「何か食べようかな」「知ってる? 食べると太るんだよ」「腹立つ。あんたに言われたくな…

HARUKI the Individualist

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/04/12メディア: ハードカバー クリック: 3,074回この商品を含むブログ (334件) を見る おとつい金曜日、村上春樹の新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡…

習慣化って凄い

お早うございます。前日旭川から帰ってきたその疲れのせいで、昼近くまでずっと寝てしまった。珈琲でも飲もう……と思ってから、まだ体が思うように動きません。そのため更新が遅れたのですが、しかし習慣化ってちょっと凄いですね、ブログを更新しないことに…

一年経ちました

去年の4月最初の日曜日にブログのタイトルを変え、その時に決めた「毎週日曜日にブログを更新し続ける」を守り切ることが出来た。一年更新し続けたご褒美に取りあえず来月から6月までは休もうかと思っているのだが、この期に及んでどうしようかと、まだ決め…